お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
23時でも食べたい!かぼちゃの風味豊か、北海道産素材たっぷりご褒美チーズケーキ

「お取り寄せ」での出会いをきっかけに、お店やその土地のことを調べ、いつか訪ねたいと胸躍らせる。このお菓子をいただいて、まさにそんな気持ちになりました。
お店のある北海道の中標津町は、羽田空港との間を結ぶANAの直行便が1日1往復あり、私はこれまでに2回訪ねています。“道東”と呼ばれる自然豊かな地域で酪農が盛ん。美味しい牛乳や乳製品に恵まれています。
バスクチーズケーキと言えば、2018年頃から日本で大きなブームとなり、いまやすっかりおなじみ。その中でもこちらの品は、シンプルな配合で良質な地元産の原料にこだわり、クリームチーズ、生クリーム、小麦など、北海道の大自然がもたらす素材の持ち味を活かしているのが特長。
さらに、たっぷり使われたかぼちゃのナチュラルな甘さが印象的で、塩味がいい引き締め役に。かぼちゃの煮物を思わせるほっくり感を、バスクチーズケーキならではの表面の濃い焼き色の香ばしさが引き立てます。
直径約12cmですが、重さはずっしりと約470gあり、1/6カット程でも充分に満足の食べ応え。冷凍で届くので、冷蔵庫で半日から1日かけて解凍。半解凍から食べ始めると、口どけの変化をゆっくりと楽しめ、全解凍すればクリーミーな食感に。
好みでフルーツソースやジャム、砕いたナッツや蜂蜜をかけるアレンジもお勧めとのこと。天然塩を少し振っても大人っぽく、コーヒーや紅茶とだけでなく、ワインやお酒のお供にもなります。ハロウィンの時期にもぴったりです!
プレーンやオレンジピール入りもあり、季節限定のフレーバーが登場することも。「23時のチーズケーキ」という店名に、その時間でも思わず食べてしまうご褒美スイーツとして楽しんでほしいという思いが感じられますね。
商品説明書には、一度に食べきれない場合、ラップなどを二重に巻き、チャック付き保管袋などに入れて冷蔵すれば、乾燥や味の劣化を防ぐことが出来るといった丁寧なアドバイスも書かれていて、召し上がる方への配慮と、チーズケーキに対する愛情が感じられました。
代表の佐藤由紀子さんは、以前、中標津町内でカフェを経営されていたそうですが、コロナ禍で人々の志向や生活スタイルが変化する中、新たな道を模索し、仲間を募って2021年4月にシェアショップ「share shop and」をオープン。オンライン販売を続けつつ、毎月の営業日やイベント出店の予定をInstagramで告知されています。
姪御さんも同ショップ内でパン屋さんを経営されているそうで、単独でお店を持つのはハードルが高いけれど、新しいことに挑戦したい!という同志の方々と共に、地元を盛り上げていらっしゃるのですね。いつかお訪ねしてお話を伺いたい。中標津町の魅力を皆様に感じていただけたら嬉しいです。
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「Yahoo!」ニュースエキスパートや「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帖』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース エキスパート
All About スイーツガイド
『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』
『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
10/6(月)21時~ニッポン放送「田﨑さくらのStep Up! My Life」出演