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白木あきこさん(ウェルネスフードクリエーター)

銀座で400余年、和菓子の老舗が作る赤飯に見立てたおめでたい蒸し菓子

 御目出糖 6個入り

銀座の街を歩き慣れているつもりでいた私が、最近になって知ったのが今回ご紹介する「御目出糖(おめでとう)」という素敵なネーミングの和菓子を作っておられる銀座萬年堂本店さんです。創業はなんと元和三(1617)年という日本屈指の老舗であり、しかも創業地が我がふるさと京都の寺町三条というのですから本当に驚きました。

京都では「亀屋和泉」を名乗り御所や所司代、寺社等にお菓子を納めておられたのですが、明治の遷都にともない東京に移転されたそうです。私もすっかり東京生活が長くなりましたが「銀座の裏路地にこんな美味しいお菓子が隠れていたとは!」と嬉しいやら悔しいやら。併設されている素敵なカフェを訪ねたり、お菓子を買いに立ち寄ったりとすっかりお気に入りのスポットになっています。

もちっ、そしてしっとりした生地は存在感があり、甘さかげんが実に程よいんです。友人から「きっと気に入るから」といただいたことがこのお菓子との出会うきっかけでした。

最初は丁寧なお包み、ネーミングのおめでたさに「わ、これは良いかも!」とかなり好印象を持ったのですが、箱を開けるとその見た目に正直「あら?意外と地味なのね」と思いました。でも食べやすい大きさの小豆入りの蒸し菓子は、口にしてみると思っていたものとは全く違う食感だったのです。

もちテラでもない、浮島でもかるかんでもない、今まであまり食べたことのない味わいでした。地味と感じた色合いはこれがお赤飯に見立てたものだと知って、納得したのでした。

もう一つ「高麗餅」という白あんとひき茶を使った同様の菓子があり、「御目出糖」の原型だそう。ふわりと茶の風味が香りこれもまた甲乙つけ難い美味なのです。ぜひ食べ比べてみていただきたいと思います。

さらに嬉しいのは、比較的日持ちがして切り分けが不要なこと。遠方の方へ送るにも心配はいりません。迎春にぴったり(私もお正月前にいただきました)なのですが、季節を問わずまたシーンを選ばず贈り物、手土産に使える名品です。

春はおめでたいことが多くある「新しいはじまり」の季節。気軽に人様に差し上げられるお値段も魅力です。京都生まれで東京育ちのこのお菓子は、京都を愛し東京に恋する京女の私にはあまりに魅力的で、出会ってまだ日は浅いけれど、これからいろんな方に差し上げたり、ご紹介したりできればと思っています。

白木あきこさん(ウェルネスフードクリエーター)

2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。

[ウェブサイト] 美食道.com
※本ページにはプロモーションが含まれています

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