お取り寄せの達人のオススメ!
下井美奈子さん(スイーツコーディネーター)
京都にオープン! ハプスブルク王家御用達ベーカリーのオーストリア菓子

1569年創業のハプスブルク王家御用達ベーカリー「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」が、2020年9月京都にオープン。オーストリア菓子を日本に広め、伝統を継承する野澤孝彦さんがシェフをつとめるお店です。
野澤孝彦さんは、1994年22歳の時にウィーンへ。老舗カフェハウス「オーバーラー」や、王家御用達「コンディトライ・Lハイナー」にて修行を積まれ、その後、南ドイツへ向かい「ヴァンディンガー」にて製菓チーフを務めるかたわら製パン技術を習得。
帰国後、1999年「コンディトライ・ノイエス」(横浜市青葉区)をオープン。2011年に移転し、赤坂のドイツ文化会館内「ノイエス」をオープン。著書も数多く出版されています。
「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」は、1569年 オーストリアの古都グラーツに創業し、1888年にハプスブルク帝国の皇帝からホーフベッカライ(王家御用達ベーカリー)の称号を拝領。街全体が世界遺産に指定されているグラーツにて、オーストリア食文化の伝統を守り続けるベーカリーです。
「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」の日本店は、2015年に東京・神田万世橋に、そして2016年には麹町に移転し、2020年に京都に移転オープンしました!
関西に住む、グルメなお友達から「テーゲベック」をご送付いただきました。嬉しい!
「テーゲベック」は、オーストリアの焼き菓子5種類がギュッとつまっています。
看板商品の「シシーブッセル」は、“シシーの接吻”という名の一口菓子。ヘーゼルナッツのカリッとした食感の生地で、甘酸っぱく、香りたかい杏ジャムをサンド。可憐なキスを思わせます。思わず独り占めしてしまった美味しさ。
「ヴァニラキプフェル」は、さくっと軽い食感のあと、ほろりと崩れていき、アーモンドの風味がひろがるクッキー。
「ネロ」は、チョコレートのビターな風味がたまらない生地で、ナッティーなコクのあるプラリネクリームをサンド。
「グラーツァーエッケ」は、サクッとしたサブレ生地の合間に、スグリのジャムがのぞく愛らしいクッキー。グラーツを代表する伝統的な焼菓子です。
「マロッカナー」はヘーゼルナッツを使ったクッキーとサブレ生地で、華やかな風味のベリージャムをサンド。しっとり、柔らかな食感です。
オーストリア菓子ならではの、素朴で滋味深く、伝統的な製法をいかした焼き菓子たち。食感のバリエーションも豊かで、一口ごとに味わい深い。この1缶で、おうち時間が上質なカフェタイムになります。
どなたに差し上げても間違いのないギフト! 私も、大切な方へ贈ろうと思います。
下井美奈子さん(スイーツコーディネーター)
多数のメディアで洋菓子情報を紹介する他、講師、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーター。 実家の母が“鎌倉下井お菓子教室”の講師ということから、子供の頃からスイーツの食べ歩きや製菓製作を行う。 一般企業退職後、渡仏しパリRitz Escoffierで料理・菓子のディプロム取得。渡仏中、ル・コルドンブルー、ルノートル、フランス家庭菓子、イギリス家庭菓子など学ぶ。 2年間のロサンゼルス在住中、各国の製菓料理を学ぶ。 All Aboutでは立ち上げ当初からスイーツガイドを担当。共著には元会社同僚で運営していたOL美食特捜隊著「東京美食パラダイス」など。 日本紅茶協会認定ティーインストラクター。
[ウェブサイト] 今週の3つ星スイーツ日本経済新聞 今週の3つ星スイーツ選定委員
鎌倉下井お菓子教室
All About 洋菓子ガイド
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