夏の夜のご褒美に！みかんの町から、工場直送の瓶入り地ビール

数年前に、和歌山県田辺市の観光案内パンフレットを監修・執筆させていただいて以来、田辺に暮らす方々と、親戚のようなお付き合いをしています。和歌山県の中南部に位置する田辺といえば、海から山まで自然に囲まれ、梅、みかん、魚介類と、食も豊か。多いときで年に数回、訪れるたびに、お腹いっぱい美味しいものを食べています。そうしてつい先日も田辺に滞在するさなか、いつも案内してくださる方が、ぜひにと連れて行ってくださったのが「ボイジャーブルーイング」。昨年の夏に完成したばかりの地ビール醸造所で、工場を眺めながらビールの試飲ができるのです。ビール工場といえば、なんとなく無機質なイメージがあったのですが、こちらは一見すると、家具工房や、カフェのような雰囲気。外装・内装ともに温かみのある木を用い、鉢植えなどのグリーンも点在。

そんなすてきな醸造所の、大きなビールタンクが並ぶスペースの横に設けられたカウンターで、苦味が効いた香りのよい柑橘系ホップを使用した濃色の「ボイジャーブルーイング コパー」と、ふくよかな麦芽の味わいやホップの香りを堪能できる淡色の「ボイジャーブルーイング ゴールド」、2種類のビールを飲み比べしました。コパーはお肉や濃い味の料理に、ゴールドはあっさりとした野菜中心の料理にぴったり。それから、田辺ならではの楽しみ方として、ビールのみかんジュース割もいただいたのですが、これが絶品。これなら、お酒やビールを普段はあまり嗜まない女性でも、喜ぶこと間違いなし。2種セットの瓶入り地ビールを、家用とおみやげ用に購入し、帰ってからさっそく、地元ならではの飲み方であるビールのみかんジュース割を披露しました。

ビールに合わせた田辺産の濃厚なみかんジュースが特別美味しかったので、家でもあのときの感動を再現できるか…そんな心配をよそに、口にしたお客様たちは大喜び。もちろんキンと冷やしたビールそのものも、品があるねえ、作っている方の人柄が伝わるたおやかな風味だ……などと、それぞれが喜びを口にしていました。

夏はビールが美味しい季節。自分のお楽しみとしてはもちろん、ビール好きな方への手みやげや贈り物にも。みかんジュースと合わせて持って行くのもおすすめです。

この記事をシェアする