香取薫さん(インド・スパイス料理研究家 有限会社食スタイルスタジオ代表取締役)のおすすめ!

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日本が誇る美味しい小豆を心ゆくまで味わうには「きんつば」!

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小豆はどうして日本女性の心をしっかり掴んで離さないのでしょう。ぜんざい、お汁粉、お饅頭、赤福餅、ほかにも氷小豆やあずきバーのアイス、あんまんなど……。

インドからのお客様を迎えることが多い私ですが、ベジタリアンの多いインド人たちに好評なのもこの豆。なにしろベジの人たちは豆が貴重な蛋白源ですから、豆にはちょっとうるさいんです。そんな人たちに小豆を食べてもらうと「とてもいい味の豆ですね!」とかならず言ってもらえます。

そして栄養価も高いようです。ビタミンB1と食物繊維が豊富で、疲労回復、肩こり、筋肉痛、だるさや夏バテなどに効果があるとのこと。皮はサポニンを含んでいるので中性脂肪やコレステロールを低下させる働きがあるとのことです。

そんな小豆の味をしっかり味わうなら、「きんつば」がいいと思います。

皮はあくまでも薄く、そしてみっしりと入った小豆粒。告白すると、私はこし餡派なんですね。小豆の皮の食感が実はあまり好きではなくお饅頭やあんまんなどはこし餡しか食べません。ごめんなさい。

ところが!唯一パクパクと食べるのが、中田屋さんの「きんつば」なんです。

ポリシーが統一されていないと言われそうですが、私なりに理由があります。中田屋さんの「きんつば」は皮まで香り高くそしてシャカシャカしてなくてモサモサもしてなくてしっとりしていて、艷やかで美しくすらあるんです。

「どうして粒あんは食べないの?」とか「粒あんはどうしてだめなの?」と聞かれるとずっとこう答えてきました。

「こし餡には食文化があるからね。あ、でも中田屋さんのきんつばだけは粒だけど食べるから(くださってもよろしくてよ)!」

晒し餡を作るという、餡を水で洗うというその食文化については話がそれるので割愛しますが、とにかく何がいいたいかと言うと! そんなわがままな私が「おみそれしました」と喜んで食べるのが、この「きんつば」なのだということ。

そもそも「きんつば」は小豆のその味を堪能するための、ごまかしの利かない和菓子だと思います。小豆が美味しくないと話にならず、だからこそ皮はあくまでも薄く儚く、見かけもなんの装飾もなく、究極にシンプルな和菓子……。そんな王道をゆく、小豆の芸術品です。

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香取薫さん
(インド・スパイス料理研究家 有限会社食スタイルスタジオ代表取締役)
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料理教室キッチンスタジオペイズリー主宰。インド料理、スリランカ料理、アーユルヴェーダ料理を広めるために研鑽の日々。多くのカレー店主や料理家、インストラクターを育てる。著書『はじめてのインド家庭料理』講談社『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』、『家庭で作れる南インドのカレーとスパイス料理』河出書房新社、他多数。TV出演「キユーピー3分クッキング」など。
[ウェブサイト]:キッチンスタジオペイズリーFacebooktwitter

[近況報告]
2018年11月、デリーから飛行機で北へ向かい更に車で山道をヒマラヤ方面に3時間の山岳地帯の英語も通じない農村に料理修行に行ってきました。水道もガスもなく火力は薪。初心に還る実りある旅でした。
(18.12.10)

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