くるみの慶希
慶希処みおや

届いた段ボール箱を開封していくときからトキメキが始まりました。

何重にも包まれて、くるみの慶希という名前の通り、喜びが溢れるような装い。
誰かと一緒に開封していきたい。
誰かと一緒に切り分けたい。

食べる前から喜びが溢れるような気持ちになりました。

片隅に「招福慶希」と押印された白い箱。
白い余白にこのお菓子に対する思いや手にとられた方への思いやりが込められているようです。

その白い箱の中に、美しいたたずまいの木箱が入っていました。
なんだかありがたい気持ちが溢れてきます。

そっとのせられた木のふたをとってみると、くるみが丁寧にぎっしり並べて焼かれた慶希が。
その姿を確認してからそっとふたをして冷蔵庫で冷やしてみました。

待ちに待った数時間後。
木箱と慶希の四つ端に包丁で切れ目を入れていきました。
そっと木箱の枠を外して、食べやすい大きさに切ってお皿の上へ。

丁寧に丁寧に扱いたくなるこの慶希。
初めて口の中に入れたときに思いました。

「美味しい」
「美味しい」
何度も何度も自分の口からその言葉がこぼれ出てきたのです。

たっぷりのくるみとしっとりとやわらかい生地とのハーモニー。
ほんのり優しい甘さが口の中に広がっていきます。

切り分けるときはずっしりと重みのある固めな印象がありましたが、口の中へ入れるとほどけとろけて至福に満たされるのです。

あまりにも美味しかったので、今度はレンジで少し温めてみました。
温めると優しさそのままでふわっとした触感に。
温めても冷やしても「美味しい」としか言いようがありません。
感動のおいしさに、ついつい一本丸ごと食べてしまいそうになったくらいです。
食べた後も、口の中もお腹もスッキリしているのに、心や身体に幸せの余韻がいつまでも続いていました。

厳選されたこだわりの素財一つ一つを「〇〇からの贈り物」と書かれているのも、一つ一つへの感謝の気持ちが感じられます。
特性の木箱でじっくり焼くというこれまで出会ったことのない慶希。

素財、贈り物、慶希……など一つ一つの言葉選び、そして「みおや」という店名にも深い思いが込められている気がして、お会いしたことがないお店の皆様の優しさで心もお腹もあたたかな幸せで満たされました。

この慶希は、人生の大切な場面での贈り物としてはもちろんのこと、当たり前の日々への感謝、素直な自分に戻りたいときに自分への贈り物としてもいただきたいと思いました。

大満足です！！これは個人的な要望となりますが、プチギフト用のハーフサイズバージョンや全種類を少しずつ味わえる至福の詰め合わせセットもあると嬉しいなと思いました。