鶴乃子（つるのこ） 10個入
石村萬盛堂

鶴乃子、初めていただきました！

まず、梱包を開け、お手紙が目に留まりました。
店主様からの、「鶴乃子」のみならず、お菓子に対する思い、あふれるやさしさ、職人としての厳しさ、ひしひしと伝わってきました。あらためて、このお菓子を味わわせていただくことができることに感謝しました。

そして、鶴乃子と対面。
箱には、優しくて強い母が丁寧に卵を守っている、そんな鶴の絵が描かれてました。
そして卵型なのです！蓋にもふんわりとした丸みがありました。

「優しい…愛にあふれている」

お菓子の一つ一つは、柔らかい白色と淡いピンク色の和紙に、これもまた、ふんわりと包まれていました。

包み紙を開くと、まっしろでふんわりとしたマシュマロがありました。
一目見た瞬間、赤ちゃんのサラサラすべすべの肌を思い出しました。お行儀が悪いのですが、思わず指で鶴乃子の表面を撫でてしまいました。まるで、赤ちゃんをよしよししているような、滑らかな感触でした。

いざ、実食です。
マシュマロは柔らかく、それでいて、弾力がないわけではなくて、独特の食感がしっかりとあり、口の中では徐々に溶けていきました。
そして中に入っている黄身あんは、甘くて、ねっとりとしていて、溶けていくマシュマロ生地といい感じで絡み合って、口の中いっぱいに広がり、そして形はふっと消えていき、最後は甘さだけが漂っていました。

あぁ、優しい！　本当に優しい！！

とにかく甘くて、柔らかい、温かい気持ちになるお菓子、鶴乃子。

届いた日は真夏の暑さでしたので、我が家では、きりりと冷たい水出し緑茶と合わせていただきました。

お味は全く問題ありませんが、受け取ったとき、配送の箱がちょっと不愛想な印象を受けました。ちょっと贈答用では寂しい感じです。段ボール箱に手間をかけるとコストパフォーマンス的に良くないと思うので、ステッカーやシールなどを利用したら、うまくできるのではないかと思います。