数量限定！A5黒毛和牛切り落とし1kg ボリュームセット
道頓堀みつる

こちらの商品は上質なお肉をお値打ちで提供する「切り落とし」なのでお届けの状態は期待していませんでした。
しかし届いてびっくり！
ギフト用の布に包まれた、桐箱に見紛うばかりの梱包です。
実際には発泡スチロールなのですが、これが安っぽくなく良い商品である事を期待させる見た目でした。

開いてみるとお店の紹介リーフレットと、500ｇに分けられた二袋のお肉が緩衝材のクッションに堂々並んでいました。
「このお肉使い切れるかな？」と良い意味で少々不安になりながらも、一袋を冷蔵庫で一日かけて解凍します。
別添えで二種類のタレが入っていましたが、たっぷり量があり他の料理にも十分に流用出来そうです。

冷凍されていた際には全体が白っぽく見えていたお肉も、解凍されるにつれて赤味に贅沢にサシが入っている様子がハッキリと見えてきました。
筋っぽい安いお肉とは違う、何とも柔らかく溶けていきそうな上等な霜降りです。

レシピはモニターに選んで頂いた時から決めていた牛丼と肉豆腐。
牛丼はおススメのレシピに乗っていた「牛すき丼」の作り方を参考に、お肉の量はふんだんに使用しました。
対して肉豆腐はお肉自体の味を楽しみたいのでシンプルな出汁に塩とニンニクで香り付けしたつゆで煮込むことに。

作っている最中から、お肉の焼ける匂いと良い脂の香りが鼻を刺激します。
味見をしていると止まらなくなり、いつの間にか肉の量がみるみる減っていきましたが、予めたっぷりお肉を入れていたので救われました。

牛丼は言わずもがな、よく食べるチェーン店のものとは格段に違う肉質、柔らかさ、味の深みです。
脂がしっかりあるにもかかわらず、それでいてくどくはない。
これがご飯の進むこと。
食べながら「このお肉を使ってすき焼きもいいな～」「シンプルに塩コショウでも十分いける！」と勝手に次の出番を考えてしまいました。
それだけポテンシャルを感じる、あまり手を掛けなくても絶対美味いと思えるお肉でした。

肉豆腐は灰汁や表面に浮いた脂を丁寧に取り除いた澄んだスープですが、あまり調味料を使用していないのにめちゃくちゃ美味しいスープになりました。
「春雨を入れてスープをしみしみにさせたい…」「ご飯を入れておじやにしたい」と、これまた次の食べ方を想像して楽しんでいました。

味付けをしっかりしてもお肉が負けない。
シンプルな調理でも十分美味しい。
そして切り落としで量があるので様々楽しめる。
おススメの点が沢山ある、お手頃な魅力のある商品でした。

一度解凍してしまうとその日のうちに調理しなくてはなので、お肉が500ｇ×2袋ではなく200ｇ×5袋だと使い勝手が良いなと思いました。また切り落としという特性から、お肉一枚一枚が並んでいるわけではないので、自宅用、もしくは親しい方への贈り物程度の利用になるかと。商品写真にあるようなトレイには乗っておらず、パックに直にお肉が入っているスタイルでした。