究極の肉バルセット
横浜馬車道 肉バル ミスターヨーロッパ

クラシカルな建物が立ち並ぶ横浜の馬車道。
そこにある肉バル「ミスターヨーロッパ」で提供される
珍しい肉料理をお取り寄せできるセットです。
お店には行ったことがありませんが、真空低温調理のスペシャリストとして活躍したシェフが独自の調理方法で調理したお肉はどんな味・食感なのだろうと気になり審査させていただきました。

最初に驚いたのは、梱包箱です。
手書きのイラストとメッセージが段ボールに描かれており、とても丁寧かつフレンドリーな印象を受けました。

また、中にはお店の紹介と、それぞれのお肉の調理法が書かれたパンフレットも入っています。
パンフレットの文面は、カジュアルでフレンドリーな印象を受けます。
取引先の方への贈答品・・・というよりは、家族や肉好きな友人と、自宅で本格的な肉バル気分を楽しめるセットという位置づけかなと感じました。

3品がセットになっており、どれも基本的な調理は済んでいるので、温めたり焼いたりと最後の仕上げ工程だけで完成するので、手軽かつ本格的な味が楽しめます。

最初にいただいた和牛ステーキは、A5ランクの和牛希少部位イチボを使用した宮崎牛が150g入っていました。
まずは冷蔵庫で1日かけて解凍してから、お湯で温めたお肉をパックから取り出し、塩コショウしたものをフライパンで焼いてから蓋をして1分、を表裏それぞれ行います。
温めたものをすぐ食べられると思っていたので、フライパンで焼くのはひと手間でしたが、実際の焼き上がりを見ると、表面はカリっと見事な焼き色がついて美味しそう。
温めるだけでもOKとのことでしたが、焼き色をつけるとよりおいしくいただけますね。
スライスすると中は見事なサシが入って、しっとりやわらかな状態です。
さっぱり食べたかったのでポン酢をかけていただきました。
口に入れたとたん、しっとり濃厚な脂身が感じられました。和牛ステーキを食べたことは何度かありますが、ぷるぷるとした弾力、しっとり感、やわらかさは今までにない食感です。ただ柔らかいだけでなく、ほどよい弾力が感じられるので、ずっと噛んでいたくなります。
夫婦で2等分しましたが、濃厚な脂に十分なボリューム感でした。

次に生ソーセージ。
まず、ボリュームにびっくり。2本と数は少ないですが、
軽めのランチならこれ1本とサラダで十分満足できるサイズ感です。
また、カットした断面にも驚きました。
スーパーで購入するソーセージは、粒感のない均一な食感のソーセージですが、こちらはひき肉をクミンを加えて炒めたようなパラパラ感のある上州豚のひき肉がそのまま皮の中に入っているような珍しいソーセージです。
ポルトガル風生ソーセージを食べたことが無いので、新食感に驚きました。「珍しいね！」と夫婦で会話が弾みました。スパイスが効いていて、ビールにも合いそうです。


最後にポークハム。こちらも上州豚のブランド豚肉を使った品です。こちらは脂身がとても多くて、半分くらいは脂身の印象。個人的にはちょっとこってりしすぎていてもう少し赤身が多いほうがいいかなと思いましたが、肉質が良いため臭みはなく、とても美味しい豚肉でした。
しっとり柔らかな食感は独自の調理方法ならではで、今までのハムとは全然違いました。ハムというより、豚肉をそのまま食べていると錯覚しそうな柔らかさでした。
程よい塩気があるので、そのまま美味しく頂けて、ちょっとリッチな朝食にぴったりでした。

ヨーロッパの文化をこよなく愛するシェフの思いが伝わる、楽しいセットになっています。