銀座くろまめへしれけーき
銀座へしれけーき

銀座くろまめへしれけーきのモニター審査をさせていただきます。
届いた箱の大きさは18cm×10.5cm。
中を開けると、シート状の緩衝材に巻かれたケーキの箱と、フライヤー類、紙袋が入っていました。
ケーキの入った箱はしっかりとした作りの紙製で、14cm×8.5cm程の大きさ。
マットな黒地に、黒豆のような光沢のある黒の楕円形が散りばめられた遊び心のあるデザインです。
下箱の内側はキラキラとした濃紺で、上の蓋は高さが少し短めに作られているので、蓋をした時に側面に内側の濃紺のラインが出るようになっています。
水引のように結ばれた封代わりの銀色の細いゴムも素敵で、とても品のある装丁だと思いました。
紙袋は黒色の漉き紙のようなシックなデザインです。

配送は常温ですが、2.3時間冷やしてからと書かれていたので、そのように。
常温時も大きさの割に重めだと感じたけれど、冷えると更にずっしりとした重みになりました。
表面はこんがりと綺麗な焼き色がついていて、生地は濃いめの卵色。
ちょっとカステラのような色合いです。
生地の下半分には沢山の大粒の黒豆がのぞき、この段階でその量の多さが窺い知れます。
切り分けてみると、下半分はほぼ黒豆で埋め尽くされた状態で、黒豆入りケーキではなく、プレーンと黒豆の二層のケーキと言っても差支えない程。
みっちりと詰まった圧巻の断面です。
ケーキ部分はしっとりとしていて、卵の味わいとバターの風味が感じられ、アーモンドプードルのざらっとした粒感が舌に残り、ほろっとほぐれていきます。
黒豆はとてもふっくら。
豆自体はねっとりと滑らかで、柔らかく炊きあげられている為、皮の食感も全く気になりません。
3cm程度の厚さで、黒豆の数は10粒以上はあったでしょうか。
どれだけ小さめの一口サイズにしても絶対に黒豆に当たるという量の多さです。
甘さはケーキ部分よりも黒豆の方が強いと感じました。
大分甘めの仕上がりですが、”豆の甘煮”のような甘ったるさではないので、それだけの量の黒豆を食べても、甘さがくどい…もう十分…とならないところがすごいです。
上質な材料ばかりを使用しているからこその味わいなのだろうなと思いました。
今回、日本茶と紅茶をそれぞれ合わせて頂いたのですが、
日本茶の時は黒豆が良く引き立って、和菓子を楽しんでいるような、紅茶の時はケーキを堪能しているような気分で、どちらもよく調和し、美味しく味わうことができました。
コーヒーやワインとも合うと記載されていたので、おやつにコーヒーや紅茶、晩のデザートにはワインと合わせて…と、色んな味わい方を楽しむことができそうです。

普段使いや個人用としては値が張るので躊躇ってしまいそうですが、ケーキ自体の品質の良さや美味しさ、品のある装丁はどれも素晴らしく、各所での評価の高さや知名度、年代性別問わず受け入れられそうな和洋折衷さなどはギフトとして最適な一品です。
特に目上の方や舌の肥えた方への贈答用に選びたいと思いました。

開封後の消費期限ですが、お早めに、とだけあったので、できれば２,３日といった大体の日数が書いてあればと思いました。