銀座わぐりへしれけーき
銀座へしれけーき

白い外箱を開けると、栗をイメージされていると思われる、唐茶色をしたシックなパッケージが現れ、まず箱のこだわりに感動し、空き箱を何に使おうかとついつい考えてしまいます。
蓋を開けると包みにくるまれたケーキの栗が立体的に浮かび上がっているのを目にし、期待は益々膨れ上がっていきます。
いよいよ封を切って、切り分けます。包丁がすっと入り型崩れすることなく綺麗に切ることができました。もちろん、主役の和栗もケーキからはみ出すことなく、切目も凸凹していません。
期待が頂点に達したところで、まず一口。少し口に含んだだけなのに、バターの濃厚な甘味が広がりとても佳味。栗の甘味もその後続きます。素材一つ一つに特徴がありますが、他の素材に隠れることなく、それぞれの素材が存在感を放ちつつも和を作り上げています。食感も生地はしっとり、栗は柔らかく、渋皮もボソボソせず、むしろアクセントになっています。お抹茶や濃い目の緑茶とも相性が良かったです。優しく品のある甘味がより一層引き立ちます。

ケーキを袋から取り出す時にベタベタとするのは仕方がないと思いますが、パッケージからこだわっていらっしゃるので、その点も工夫されるとより一層良い商品になると思います。