小鯛ささ漬 大樽 1樽入
若狭小浜 丸海
丸海のささ漬は、「塩」と「米酢」のみで付けられた味が最大の特徴です。非常にシンプルで簡単そうに感じますが、全く誤魔化しのきかない味付けでもあります。
新鮮な小鯛を、体温で鮮度が落ちぬよう職人業で3枚に卸し、塩を振ることでこの艶と照りを出します。最近は、減塩など健康志向で薄くなってきていますが、塩を薄くしてしまうと魚の旨みが引き出せず水っぽく、旨みの薄い仕上がりになってしまいます。さらに、小浜で300年続く老舗酢屋の米酢を使用しているので、まろやかでやや濃い塩のかどをとり、魚も味も〆てくれます。
創業当時から変わらぬ製法で作り続けている「小鯛ささ漬」です。この度地理的表示(GI)保護制度に申請し、福井県小浜の伝統のあるささ漬を守りたくさんの方に知って頂きたいと思います。
まずは、何もつけずにそのままで。小鯛の旨味を味わってください。次にお好みでわさび醤油やゆず、酢橘を添えてどうぞ。
絶妙のふり塩加減!楽しみ方自由自在!
おっ、この樽イイ感じ。両手でほっこり包むと、杉の香りがする。蓋をあけると、笹の葉の下にはぎっしり詰まった小鯛。レンコダイの薄い桜色と笹葉の緑。まずは目で楽しみ、そして笹の香りに春を感じる。小鯛は、一切れが思っていたより大きく、厚みも均等。これだけ捌くのは大変だろうなあ。
その大きな一切れを、そのまま頂いた。絶妙のふり塩と酢の加減。塩味は薄味志向の私の丁度好み。このまま食してもおいしいのだが、塩と米酢だけでつけられているので、自由自在にアレンジもできそう。これが合いそうと感じたのが、ゴマ風味、焼きナス、クリームチーズ、バルサミコ。これで和風と北欧風を作ってみた。
和風は、“おばんざい”盛り合わせ風。ローカボと減塩を心がけて、一皿でいろいろ楽しめるもの。小鯛はかみ切るのがタフなので、皮にいくつか切れ目を入れた。焼きナスには、ほんの少しポン酢をたらす。ゴマ豆腐には、ワサビをポン酢で溶いて、ほんの少し。キノコのソテーは生姜風味。そしてベビーリーフとミニトマトで彩りも。仕上げに、小鯛とグリーンにバルサミコ酢を数滴たらして出来上がり!
北欧風は、スカンジナビアでニシンの酢づけと共に出てくる定番オープンサンドのイメージで。ひとつは、ゆで卵にマヨネーズ又はバルサミコを少し足して、クラッカーに塗る。その上に、レッドオニオンのみじん切りをちらし、半分に切った小鯛を重ねて乗せる。二つ目は、ニンニク風味のクリームチーズ(ブルゾン)を塗り、半分の小鯛を重ねる。上には庭からとってきたミントの葉っぱを少々散らして出来上がり。北欧っぽくする為に、ラズベリーとブラックベリーを添えて、グリーンリーフの上に。ミニアスパラは、おまけ。
自分で作って言うのもなんですが、どちらも、超大成功。付け合わせの変化で小鯛の旨味がいろいろに感じられて、10倍ぐらい小鯛を楽しませて頂きました。
アジやサバの酢漬けと違い、小鯛は皮をかみ切るのが少し大変。一口サイズにして重ねたり、皮に包丁をそっと入れておくと食べやすい。
更新日:2019年04月15日
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