涼風三種詰合せ 6個(2個×3種)
双松庵唯七

上品な和紙に包まれた淡いブルーの箱とその箱に添えられた青い水引が南信州の澄んだ水をイメージします。蓋につけられている小さな可愛らしい鈴の音が涼しさを誘い、ますます興味がそそられます。
三種類それぞれの葛もちは、薄く色づけされ、ほんのりとその味を感じ、目でも楽しめます。きんつばの小豆は、粒の食感を残し、もちもち感の葛と絶妙なバランス。きんつばの重さを感じません。栗きんとんは、意外にも栗餡の甘さが葛もちと絡み、程よい甘さになっています。栗餡の中の栗は、本来の甘さを感じ、栗を味わうことができます。ころ柿は、柿の風味を損なう事なく、柿餡のトロッとした感じが葛もちのもちもち感とミックスされても喉越しが良く驚き。和菓子が苦手の若い方も後味がすっきりしているので食べやすいと思います。
若い方には、解凍後すぐ、キンキンに冷えた状態をゼリー感覚で。ご年配の方は、解凍後半日くらい冷蔵庫において、それから食べるとまた、昔ながらの葛もちをじっくり味わう事ができます。それぞれの素材がとても生かされ、南信州の地にこだわった作り手の心意気が伝わります。素材が自社農園で栽培されているのも納得です。意外な組み合わせと幅広い年齢層に合う葛もちは、話題性にも事欠かかず、夏の手土産に、最高の一品です。もっと、暑くなったらまた、是非、お取り寄せしたいと思います。