丹波大納言小豆のあんこプリン(6個入)
福壽堂秀信

普段、プリンを食べる時はまず黄色の部分を主役として楽しみ、後半の味変としてカラメル部分と絡めながら全体を味わいます。

しかし、このあんこプリンは何よりもあんこが本当に美味しくて圧倒的主役としての存在感を放っていました！

こだわりぬかれた丹波大納言小豆を熟練の職人がプリンに合うよう仕上げたということがダイレクトに伝わってくる素晴らしいあんこでした。
まずはそのまま、瞳を閉じてゆっくり味わい、そのまろやかな甘みと豊かな香りと包み込まれるような柔らかさとしっとりした喉ごしを存分に楽しむことをおすすめします。その後、上のプリンと一緒に合わせることで優しくコク深い甘みと丸みのある香りが混ざりあい新たな魅力を発見できます。プリンは昔ながらのオーブンで蒸し焼きにするスタイルの為、流行りのぷるぷるとろとろというよりは懐かしさを感じる喫茶店風の食感です。優しい甘さなのであんこと合わせてもくどくなく最後まですっきりと楽しめました。

半解凍でも全解凍でも楽しめるということで、到着したらまずは冷蔵庫で2時間待った半解凍状態で食べてみました。下のあんこはすっかり溶けて柔らかく、上のプリンはシャリシャリとしたアイスでした。冷えていることでプリンの甘さは控えめで、あんこと合わせることでやっとスイーツを食べた満足感が得られるような仕上がりでした。
翌日全解凍状態で食べてみました。下のあんこは半解凍の時よりも水分が感じられる様子で、よりプリンと絡みやすくなっていました。上のプリンは半解凍の時とは全く別物で、昔の懐かしさを感じるような喫茶店風のプリンになっていて、そこにあんこの和テイストが合わさることで、よりホッとするような、心が癒されるスイーツでした。
甘みはくどくなく、乳製品の重さも感じなく、連日食べても胃もたれしないほど軽やかで程よいボリューム感でした。


最も合うドリンクは何か試したところ、半解凍の場合は冷たさと甘さのバランスをとるためにホットで無糖のコーヒーか紅茶が合うと感じました。時折シンプルなホットを挟むことで、冷たさに潜むプリンの甘みをきちんと感じとれるように思いました。
全解凍の場合は、冷たい緑茶が最も相性がよいと感じました。プリンのまろやかなコク深さとあんこの力強い和テイストをうまく調和させ、邪魔せずすっきりまとめる役割を担ってくれるように思いました。

老若男女だれでも親しみやすいプリンというジャンルで、あんこというアクセントが効いているとても魅力的な商品なので、贈り物にぴったりだと感じました。また、いつも身近なプリンを買っているけどたまには自分へとっておきのご褒美プリンを楽しみたいという人のお取り寄せにもぴったりだと感じました。

専用のスプーンがついていなく、小さめのスプーンでないと奥まで入らないデザインの容器なので、各家庭で準備が必要です。