the terrine chocolat（ザ・テリーヌショコラ）
nk chocolaterie "make"（エヌケーショコラトリーメイク）

私はチョコ菓子が大好きで、全国のチョコレート専門店を巡るだけでなく、チョコレート巡りを目的としたベルギー旅行をしたり、イギリス、フランス、スペインにも訪問し、各国のチョコレートも頂いてきました。
そこでカカオそれぞれの産地や育て方によって、酸味や風味が全く異なることを知りました。
海外では日本と比べてビーントゥバーのお店が多く、カカオにこだわって作られたカカオ感のあるチョコレートやチョコスイーツを頂いてきましたが、日本のチョコレートはカカオ感が薄くて砂糖の甘さや脱脂粉乳などのクセが際立ってしまっているものが多いように感じ、チョコスイーツとなると更にカカオ感が薄まり、「日本ではカカオ感の強い本格的なチョコを味わうことは難しいのかな」と悲しく思っておりました。
その為、こちらのテリーヌショコラは「貴重な素材であるカカオパルプ」が使われていることと、それを活かしたチョコスイーツだということで強い興味を惹かれました。

到着日に指定通りの時間に受け取って商品を取り出してみると、お洒落な箱に心が躍りました。
(手書きのメッセージもとても嬉しかったです！)
商品と共に入っていた「お召し上がり方」通りにカットし、色々な温度で頂いてみました。


冷凍庫から取り出してすぐ→フォークを刺すとホロッと感がある。口に入れた途端にサッと溶ける(雪を口に入れた時のような溶け方)。後味に爽やかなフルーツのような爽快感が残る。

冷蔵庫で解凍してから→冷凍状態よりも生地に粘度を感じるが、やはりくちどけが良い。口の中に留まる時間が冷凍状態よりも長い為、よりチョコを味わえる。
パッションフルーツのようなトロピカルな酸味と濃厚だけどあっさりとした後味で、いくらでも食べることができてしまう魅惑の美味しさ。

常温に戻して→ムースのような柔らかさでくちどけが良い。チョコの濃厚さとコクも感じられる。冷蔵状態よりも酸味はしっかりしている。低脂肪の牛乳と合う。

電子レンジで10秒温める→形を保つことが出来ない程溶ける。4つの食べ方の中で一番濃厚さとコクが感じられるが、酸味がかなり際立つ("濃厚レアチーズケーキ"のような風味)。香りも一番強い。


夫は冷蔵状態、私は4つの食べ方全てが気に入りました！
(どの食べ方でも自然な甘さが絶妙です♡)

暑い日は冷凍状態でかき氷とジェラートの間のようなくちどけであっさり頂きたいですし、濃厚スイーツが食べたくなった時は常温や電子レンジで温めて頂くことができます♪
でもこのスイーツを一番美味しく頂けるのは冷蔵状態だと感じたので、一番おススメです！！
とてもしっとりしていて繊細な味わいなので、強い味の飲み物で台無しにならぬよう、飲み物無しでじっくり味わうのが至高でした。
(でも、甘めの日本酒と合いそうだなぁ～！)

「カカオってフルーツの一種なんだ」と思い出させらるくらいのフルーティーさで、加工の過程でこのフルーティーさを失わせない努力と工程が素晴らしいスイーツだと思います(こっそり原材料を確認してしまいました)。
ショコラテリーヌは様々なお店のものを頂いてきましたが、今までに無いくちどけ＆味わいで、私の中で圧倒的1位の美味しさでした。
酸味が苦手な夫も自然なフルーティーさをとても気に入っており、「色々なチョコレートを食べてきた人に程勧めたくなる！」と言っておりました。

ショコラテリーヌが史上最高に美味しいので、こちらの01 fruit(チョコレート)や02 redのレッドカカオマスのチョコレートの味わいも気になってしまいました！
箱も中身もお洒落で上品ですし、チョコ好きな方だけでなくご年配の方や目上の方への贈り物にもおススメです！！

シンプルで上品な包装はとても良いのですが、段ボールを開けた瞬間がシンプル過ぎるような気がしました。緩衝材を色のついた紙パッキンなどにされると、段ボールを開けた瞬間から気持ちが上がるのではないかな、と思いました。(特に贈り物利用の場合、段ボールを開けた瞬間から喜んで欲しいので。)