
地元産フルーツやミルクの恵み豊か!素材に魅せられた料理人による特別なクラフトアイス
岩手県の盛岡市内で果樹栽培をしている知り合いの農家さんに、「うちのフルーツを使ってくれている面白いアイス店がある」と、盛岡の南・紫波町(しわちょう)に連れていっていただいたのが、最初の出会いでした。
そこは、アイスショップながら、夜は隠れ家のようなカウンター席のレストランで予約限定ディナーコースも提供するという、確かにとても面白いお店でした。
オーナーシェフの桑原宏治氏は、東京都出身で、元々、フレンチの料理人だと伺い納得。日本やアメリカで腕を磨く中でアイスクリームの技術も学ばれたそう。首都圏でバルを営業されていましたが、2018年、岩手県に移住。倉庫だった建物を改築して、この店をオープンされました。
2025年1月には盛岡市内にも店舗をオープンされ、私も早速伺いました。特に、桑原シェフが移住を決めた理由だったという、岩手県産の豊かな恵みを主役としたラインナップには大いに心惹かれます。
そんな岩手県産素材が自慢のフレーバー6種を、好きな組み合わせで選べるのがこのスペシャルセット。
通年販売の定番は3種。「山地酪農のミルク」は、太平洋沿岸に近い田野畑村で365日完全放牧を行い、草だけを食べて育った牛によるグラスフェッドミルクを使ったもの。自然な甘みと濃厚さが広がり、それでいて後味はすっきり。「胡桃メープル」は、稀少な岩手県産のオニグルミメープルシロップと合わせた香ばしさが何とも言えません。「酒粕とオレンジの皮」は、紫波町の「吾妻嶺酒造」の酒粕に爽やかなオレンジの皮の香りを加えた華やかなフレーバーです。
残り3種は地元の生産者さんによる旬の収穫物を活かしたもので、季節で内容が変わります。中でも私が推したいのは、最初にこのお店を教えてくださった盛岡市の「サンファーム」のフルーツを使ったものです。
園主の吉田さんは、りんごやさくらんぼ、国産ラズベリーや赤・黒・白などのすぐり類、洋梨など多様な果樹を育て、ヨーロッパなど海外産をはじめ、日本であまり知られていない稀少品種や新品種の栽培にも意欲的に取り組む方。果肉が赤く酸味もしっかりあるりんごや、様々なベリー類など、全国のパティシエや料理人達からも注目されています。
たとえば2026年初夏のフレーバーには、「サンファーム」のラズベリーをカカオと合わせたソルベや、珍しいハスカップとカルダモンを合わせたアイスが登場しました。スパイスを隠し味として生かすなど、料理人ならではの発想も面白い。何より、地元産の完熟フレッシュフルーツを新鮮なうちに加工するからこその、濃厚な味わいと香りが魅力。今後も様々なフルーツが登場するのが楽しみです!
他にも様々なパターンのセットがあるので、オンラインショップをじっくり見て、今回はどれにしようかと悩んでください。





