Dazai COFFEE 220g
自家焙煎珈琲　松井商店

三鷹に暮らし、自家焙煎珈琲店の前身である松井商店に買い物に来ていた文学者　太宰治が主人公になったオリジナルコーヒーというフレーズが魅力を惹きました。

粉か豆、また焙煎の深さを選べ、好みの状態で注文で来るのはコーヒー好きにはありがたいです。
注文を受けてから焙煎されるとの事で、実際に今回は届いた前日に焙煎して下さりとても嬉しかったです。

今回は　『やや深煎り【四】ほどよいコク苦味』で中挽き〜中細挽きで届きました。
はじめ開封時の香りは言うまでもなく豊かで素晴らしく、その後数回淹れる度に袋を開けるのが楽しみです。

「太宰の生きた時代をイメージしたDazai COFFEEは深くビターな味わいをお楽しみください。」
と謳われているが如く、深みと苦味があり、でもクリアで雑味がなく、それこそ読書のお供にもピッタリな印象。
ちょっと背筋が伸び、目も冴えそうです。

コーヒーがしっかりと香りも豊かなので、私はベイクドチーズケーキやスフレチーズケーキと一緒にいただきましたが、どちらかが主張するというより、スイーツの旨味とコーヒーとが調和される感覚、スイーツの余韻にコーヒーが口の中で新しい旨味のハーモニーを奏でてくれる、それをひとくちひとくち味わえました。
今後、他のスイーツとも味わってみたいです。

アイスコーヒーにもしてみましたが、これも美味。
コーヒーのおかげでなんとなく一緒に摘んだドーナツの格が上がって感じました。
せっかくなので、水出しアイスコーヒー専用の物も自宅用に試してみたいです。

こちらのDazai COFFEEにも使われております豆の品種ですが、私は普段マンデリン、ブラジル、コロンビア、ホンジュラスを好んでよく飲みます。
コーヒーだけを１日に数杯いただくことも。
でも、これら4種類がひとつになったお豆のブレンドは飲んだことがなかったです。本当に１杯で満足、満たされます。苦味は予想していたよりしっかりとしている印象ですが甘味も感じられます。苦味は煎り方によっても左右されるとは思いますが、まずはお店にお任せしてみて、徐々に自分の好みの深さに仕上げていただくのが良いかと思います。男性にはこのままも苦味でウケそうな印象です。
　
パッケージは色味もお洒落で、写真には見えませんが、袋の背には、ファスナーチャックの部分にファスナーの柄がプリントされていたり、表にもあるように「美味しすぎて、すみません」のキャッチフレーズがユニークでホッと心温まる感じ。

本当にコーヒーがお好きな方に飲んでもらいたい逸品だと思いました。