生スイートポテト 定番10個ボックス
生スイートポテト専門店 OIMO

(1)届き方

指定日時通りに冷凍便で届きました。

段ボール箱を開けると、気泡緩衝材(いわゆる“プチプチ”)にしっかり包まれた状態で、お菓子の箱が入っていました。

気泡緩衝材を外すと、サイトに掲載されている通りのお菓子の箱が現れました。

菓子箱の蓋を開けると、更に気泡緩衝材が一枚挟んであり、その上にThank Youのカードやスイートポテトの種類や食べ方を説明したリーフレットが入っていました。

また、スイートポテトの真上に、更にもう一枚、薄い茶色い紙が乗せてありました。

フレーバーは7種類で10個入り。プレーン・ブリュレ・紅いも 各2個、カカオ・抹茶・ほうじ茶・黒ごまきな粉 各1個です。

普通のスイートポテトなら、表面を焼いてこんがりきつね色のものが並んでいるはずですが、これはカラフルで可愛らしく、いわゆるインスタ映えするお菓子になっています。

(2)試食

サイトに「ショップからのひとこと」として、
「解凍の仕方でいろいろな美味しさが楽しめます！
室温で15分・・・アイスのようなしっかり食感
室温で30分・・・なめらかクリーミー食感
レンジで30〜40秒・・・熱々ほくほく食感」とありましたので、それぞれの食べ方をモニターレポートする為に、届いてすぐに全て3等分にカットしました(写真1参照)。凍った状態なら、ナイフで簡単に綺麗にカット出来ます。

その作業をしている間に15分経ってしまったので、まず「室温で15分」を頂きました。まだ凍っています。冷凍で食べると、超濃厚アイスクリームです。冷凍ですから、口に入れた瞬間は甘味を感じにくいと思いますが、口の中で解凍されていくと、ねっとりとした食感と共に、しっかり甘味を感じられ、しかも普通のアイスクリームと違って簡単に溶けてなくなっていきません。小腹が空いた時にも、これでしっかり満たされると思います。素材は薩摩芋ですから、食物繊維もたっぷりなので、夏場、普通のアイスクリームを食べるより、これを食べた方がヘルシーかも。

食べている間に、更に15分は優に経ってしまったので、続けて「室温で30分」を試食しようと思いましたが、まだかなり凍っていたのと、かなり食べ応えがあるものだったので、3分の1しか食べていなくても、お腹いっぱいになってしまいました。それで、そのまま常温に置き、完全に解凍するまで待ちました。

“焼かないスイートポテト”というので、焼く事によって生じる香ばしさのアクセントが足りない分、間の抜けた味になりはしないのかと思っていましたが、違いました。
スイートポテトの底にあるバター風味のパイとの相性が絶妙で、少し塩気の効いたパイがスイートポテトの甘みを際立たせると共に、サクサク食感がアクセントになっています。(しかもこのパイ! 248層もあるこだわりのパイだけあって、これだけ食べても美味しい!)

常温では、冷凍の時の様な霜が降りた様な白っぽさが無くなり、カラフルな色がはっきりしてきて、見た目がぐんと可愛らしくなります(写真2参照)。常温の場合、口に入れた最初から、ねっとり・しっとりした食感と、各種類それぞれの風味と甘味をしっかり感じられます。それでいて、後味はすっきりさっぱりしていて、甘くどさや、甘い物を食べた後から来る嫌な酸っぱさはありません。出来たてを急速冷凍して作られているからでしょうか、解凍後でもしっかり風味が再現されており、パイ生地もサクサクで、各種類全て美味しく頂けました。

しかし今回一番美味しく感じたのは、電子レンジで温めて食べる方法でした。モニターさせて頂いたのが2月という事もあると思います。ホクホク・熱々が、最も甘味と風味を強く感じられました。それにしても不思議な事に、パイ!　自然解凍しても電子レンジで加熱しても、サクサク・パリパリ感は全く損なわれず、ぐにゃりと湿った感じには全くなりませんでした!


各フレーバーについては以下の通り。リーフレットに書かれていた左上から順番に書きます。

★ブリュレ=香ばしいキャラメリゼのほろ苦さとスイートポテトの甘さが絶妙! パイ生地のサクサク食感と相まって、一番洋菓子っぽい感じがしました。クリームブリュレをチーズケーキくらいの食感になるまで濃厚にした感じ!!!　これが薩摩芋で出来ているなんて!　美味しくてヘルシーって最高!!!　どの解凍方法でも美味しく頂けますが、私のおススメは電子レンジで温めて食べる方法。高級な濃厚プリンを食べているようです!

★紅いも=宮古島産の紅いも使用。赤紫色がキレイ～!!! しかも、プレーンよりも一回り濃厚なコクと甘味!!!　期待通りの薩摩芋スイーツです!

★プレーン=徳島県産鳴門金時使用。薩摩芋本来の甘さを生かして作られたようで、優しい自然の甘さです。自分の子供に、幼少期から調味料で味を濃くしたものを食べさせて、味に鈍感な子にしたくないと考える親御さんでも、これならOKだと思います。どの解凍方法でも美味しく頂けますが、北海道産生クリームの風味もしっかり味わいたいなら、電子レンジで温めて食べる方法をおススメします。

★抹茶=宇治抹茶使用。しっかり香る抹茶の風味と苦味がスイートポテトの甘さを引き立て、絶妙の美味しさっ!　抹茶好きには最高のスイーツだと思います。薩摩芋が素材なのに、抹茶味のチョコレートクリームケーキを食べている様な感じです。お客様には、大人はコーヒーで、子供はミルクで、ご年配者は日本茶でおススメしたいです。

★ほうじ茶=ほうじ茶の香ばしい風味が抜群!　年配者にも喜ばれる香りで、和菓子のようです。しかも、羊羹より柔らかくて食べ易い。欧米の方には、和テイストのケーキとして、是非一度食べてみて頂きたい気がします。これはもはやアロマセラピー!!!

★カカオ=食べている間、カカオの風味が鼻から抜け、ちょっとビターな大人のチョコレートケーキを食べている気分になります。赤ワインを一緒に飲みたくなってしまいました。

★黒ごまきな粉=黒ごまの風味が強く、お洒落な和菓子の様な感じです。きな粉との相性も良く、お洒落でありながら懐かしさも感じられる和テイストのスイーツです。風味をしっかり感じながら頂くには、電子レンジで温めて頂くのがおススメです。


これだけでおやつにしても、食後のデザートにしても、良いと思います。見た目は小ぶりに見えるかもしれませんが、結構食べ応えがあります。おやつならせいぜい2個、食後のデザートなら1個で十分でしょう。

自宅用に冷凍庫にストックしておくのも良いでしょうし、手土産にしても喜ばれると思います。

コーヒー・紅茶・日本茶やミルクにも合いますし、極甘のワインやブランデー、日本酒にも合うと思います。

薩摩芋菓子といっても、ぼそぼそした感じは全くありません。普通のスイートポテトよりもしっかり練られ、ペースト状になっているので、その分、口の中で溶け易く、喉に詰まらせる様な可能性はかなり低いと思います。時々、スプーンですくって食べたくなる様な、しっとり・ねっとりした美味しい焼き芋に当たったりする事がありますが、しっかり解凍したものは、それとクリームケーキの間みたいな食感ですから、固形物を飲み込むのが難しい方にも、スイートポテトの部分だけ、小さいスプーンですくって食べさせてあげて頂きたい気がします。

薩摩芋は、徳島県産鳴門金時、宮古島産の紅いもを使用。宇治抹茶や北海道産クリーム等、他の素材も厳選されており、安全性にも全く問題はなさそうです。

同じ種類でも解凍状態で、食感だけでなく風味や甘味の感じ方もかなり違ってきます。いろんな種類を試せるだけでなく、いろんな食べ方を試せる楽しみもありますし、夏季と冬季では、食べたい方法も変わって来ると思います。一年中楽しめるお菓子ですね。

(まとめ)
甘味料を使った甘くどさは全くない薩摩芋等の素材を生かした優しい甘味の美味しさと、見た目の可愛らしさ、冷やして食べても温めて食べてもそれぞれ美味しく楽しめ、それが冷凍で保存して置けるという利便性 等、おススメポイント満載です!

気になった点は4点。1=何故か、サイトの画像とも添えられていたリーフレットとも違い、「紅いも」と「プレーン」の並びが、上段・下段2カ所とも入れ替わっていました。何か意味があるのですか?2=今回、モニターの為、3等分にカットして食べたせいもあるかもしれませんが、パイ生地がパラパラ落ちてしまうのが残念です(写真3参照)。パイ生地だけ単品として食べたとしても十分美味しいので、落ちたからといって皿の上に乗っているものを捨てられず、人目が無いのを良い事に、全部ペロペロして食べましたが、人前では絶対それは出来ませんっ!　なんとか、パイが落ちないように出来ませんか?　パイを底に敷くのではなく、スイートポテトでサンドし、最初からかじったり切り分けたりしなくても食べられる一口サイズにするとか。3=施設や病院などへお見舞いに行く時の差し入れとして、同部屋の方々にお裾分け出来る様に、個包装されていたらいいのになと思いました。カラフルな中身がはっきり見えるよう透明なフイルムで、端の方に種類が明記してあると分かり易くて良いと思います。ある程度解凍が進んで、色がはっきりして来るまで、種類が判別しにくいものがあるんですよね。
4=「ショップからのひとこと」として、「解凍の仕方でいろいろな美味しさが楽しめます！室温で15分・・・アイスのようなしっかり食感室温で30分・・・なめらかクリーミ食感レンジで30〜40秒・・・熱々ほくほく食感」と、ありますが、夏季と冬季では違ってきます。今回2月にモニターさせて頂き、室温15分と30分では、あまり大きな差は無かった様に思います。多分、夏季だったなら、かなり違っていたのでしょうね。また、「レンジで30〜40秒」の記述も、何ワットの電子レンジでなのか、1個に付きなのか、箱ごとなのか、もう少し詳しく具体的に書かれた方が良いと思います。