ハウスシンケン
シュマンケル ステューベ

手に取った瞬間、ぎゅっと締まった肉の量感に驚き、美味しそうな飴色の輝きに味への期待感が高まります。上質な肉をていねいに成形したことが言われなくてもわかる外見です。ほんのりと香る薫香は強すぎもせず弱すぎもせず、肉の香りを引き立てています。ちょっと贅沢に厚めにスライスしてみました。刃を入れた感触は、しっかりした手応え。変に頼りない柔らかさではなく、どちらかというと固め、肉本来の食感がそのまま活きている感じです。せっかくなので、何も手を加えずそのままでいただいてみました。薫香は口の中に入れるとさらに深みを増し、塩味もちょうどよく、肉の持つ旨味と甘味を引き立てるベストなバランスを保っています。添加物や保存料の気になる後味もなく、手作り感がストレートに伝わってくる上質なハムです。ほんのちょっとでも存在感のあるハムなので、普段使いにも決して贅沢ではないのではないでしょうか。卵に添えたりサラダに加えたりするだけで、このハムがあれば一気に本場ドイツの味になること請け合いです。でもまずはそのまま味わってみて欲しい。本物志向の方にも文句なしの大絶賛をいただけること間違いなしだと思います。