フランス栗のモンブランテリーヌ
Ristorante Renata(リストランテレナータ)
フランス産の栗を中心に5種類の栗を使用した、栗の香りと味を存分に楽しめる濃厚「栗のテリーヌ」です。テリーヌの中とトップには、日本ではあまり流通していないフランス産シャテーヌ(山栗)の渋皮煮を使用。シャテーヌはマロングラッセなどに使われる一般的なマロンと比べ独特の強い甘味が特長で、マロンとは異なる香りを堪能できます。上部にはモンブランをイメージしたマロンクリーム。モンブランと言えばラム酒を組み合わせることが多いですが、ラム酒を直接生地に混ぜると全体がラム酒の香りになってしまうため、ローストした栗パウダーでマジパンを作り香り付けをし、最下段に忍ばせることで、マジパンを食べた時にラム酒が香るようにしています。
使用食材の約70%が栗で出来ていますが、味わいが単調にならないように1種の栗ではなく5種類の栗を組み合わせて使用しています。
西洋栗・和栗・焼き栗・フランス産2種のマロンペーストを組み合わせ、それぞれの栗の特徴を組み合わせることで、食べた瞬間に凝縮した栗とモンブランの甘さが楽しめます。
単独で食べると栗の蜂蜜はクセが強いですが、栗独特の香りと渋味を持っています。
栗が持つ渋味はタンニンです。
渋皮や鬼皮の順で栗の香りは強くなりますが、その分タンニンも多く含まれています。
渋味のタンニンは甘みを加えることで緩和できますが、ただ甘くならないように種類の栗の配合で全体の甘さと香りのバランスをとり、隠し味としての栗蜂蜜がいい仕事をしています。
栗と蜂蜜のロゴがかわいいデザインの箱です。
蓋を開ければきれいに収まった栗のテリーヌが入っています。
当レストランのお客様からも、洋書みたいなデザインで、買った後に飾ってありますとのお声もいただいてます。
特に贈り物として喜ばれていますが、自分への特別なご褒美にもぜひおススメです。
近年和栗のスイーツを多く見かけますが、モンブランの発祥はヨーロッパ。
モンブランとして楽しむのであれば、西洋栗の方が相性が良いと思い、試行錯誤の末に完成しました。
パッケージの高級感にもこだわったので、贈り物にもおススメです。

Ristorante Renata(リストランテレナータ)





そして開けると…
今ままでスイーツの箱として見た事の無いくらいキラキラで素敵な箱!磁石付きの蓋で宝物のように大切に梱包されたケーキが届きました。
ケーキへの期待が上がります。
冷たい状態と常温で異なる風味と食感を楽しめます。私は常温が好きでした。
まず一口目…驚きました…‼︎
大きく3層に分かれていますが、1番下のマジパン層のラム酒の香りが濃厚で…‼︎
色々なフルーツをぎゅっと濃縮したかのようなフルーティな香りに包まれたようでした。
モンブランにはラム酒が入る事が多いそうですが、他のモンブランでは感じた事の無い濃厚さで、今までラム酒の香りをよく分かっていなかったなと思った程です。
1番上のモンブラン層にはしっかりと栗が入っているのが分かります。ほくほくとしたモンブランクリーム。まるで搾りたてです。栗って茹でて鬼皮や渋皮を剥いて…1つ食べるまでに凄く時間がかかりますよね。皮剥きだけで余裕で午前中が潰れます。それを解凍を待つだけで楽しめます‼︎
5種類も栗を使っていて想像を絶する試行錯誤と味への追求が素晴らしいですよね‼︎
中間のテリーヌ層も感動する味と食感です‼︎思わず目を閉じて味わいたくなるクリーミーすぎる口溶け。滑らかで余韻が残ります。生クリームが濃厚でとにかく美味しすぎます。
栗の蜂蜜を使用されている所もパティシエの温かいおもてなしですね。
渋皮煮の栗がゴロゴロ、滑らかな食感でテリーヌとの一体感がります。甘さ控えめに仕上がっています。
今までに無いハイブリッドスイーツです。
他にも素敵なテリーヌがあるので、そちらも味わいたいです。