
お酒と一緒に夜ふかしのお供に。甘じょっぱさがクセになる、魚介や野菜の「おつまみクッキー」
日に日に暑さが増し、恋しくなるのはキンキンに冷えたビールやスパークリングワイン。そのお供におつまみ感覚で楽しめる塩気の効いたクッキーはいかがでしょうか? 甘いものが苦手な方にもオススメで、年々作られるお店が増えてきています。
お世話になっている方から「これは本当に大好きなクッキーなんです」とプレゼントしていただいて知ったのが、東京都練馬区にある焼菓子店「lien(リアン)」の「よふかしおつまみ缶」。
イカスミクミン、青のりアーモンド、白身魚のサブレ……と、魚介や野菜、スパイスを使った珍しいラインナップに「一体どんな味?」と一瞬で興味津々に。今日は早めに仕事を切り上げて、このクッキーとちょっぴり奮発したお酒と共に一人時間を過ごそうと、浮き足立って帰路についたのを今でもよく覚えています。
オーナーを務める井ノ口美咲さんは、「フォーシーズンズホテル椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」にてパティシエを務めた経歴の持ち主。その後のキャリアの中でコースで提供される前菜を考える機会があり、甘味・塩味・香りを組み合わせてお酒にも合う一品を作ってきました。
独立後はこれまでの経験を活かして、甘さだけにとどまらない表現を取り入れたいと思ったのがきっかけで、2023年4月に「よふかしおつまみ缶」が生まれました。
当時はまだ珍しかった塩味主体のクッキー缶ですが、“お菓子としての美味しさ”と“おつまみとしての完成度”のバランスに試行錯誤されたそう。塩味や香りを強くすればお酒には合いますが、それだけでは焼き菓子としての魅力が損なわれてしまいます。また、お酒を飲まれない方でも楽しんでいただけるよう、クッキーでありながらおつまみとして成立する絶妙なポイントを見つけるまで何回も試作を重ねました。
8種類入っている中で、井ノ口さんの特におすすめは「イカスミクミン」と「青のりアーモンド」。真っ黒な見た目がインパクトのある「イカスミクミン」は薄焼きのパリッとした食感に、しっかりとした旨味と塩味が後を引きます。「青のりアーモンド」はブールドネージュというお菓子を、青のりの香りでおつまみに寄せた一品。風味豊かな青のりとバターは取り合いになる美味しさです。
魚の形が可愛い「白身魚のサブレ」は磯の香りが広がり、トマトとチーズに黒胡椒がアクセントの「ポワブルトマチー」はさくさく軽い食感、香ばしいエビがやみつきになる「桜エビアーモンド」はホロホロ食感……と、一つ一つ食感や香りにもこだわっています。甘い味のクッキーにはない個性がキラリ、伸ばす手が止まらないでしょう。
友達や家族と語らうも良し、一人で物思いにふけるのも良し。週末の夜におつまみクッキーをいただいて、のんびり夜更かしを楽しんでみてください。






