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気張らずに、普段使いして贅沢に愉しめる、おいしいもの。

気張らずに、普段使いして贅沢に愉しめる、おいしいもの。

湯葉、と聞いて、どんなイメージが思い浮かびますか? 懐石料理、精進料理、日本ならではのごちそう……。 ごちそう(御馳走)という言葉の語源はその昔、お客さまの食事を用意するために、馬を走らせ、食材を集めておもてなしをした、そんなところから来ているんですね。 それがクリックひとつで手に入る。便利な時代です。 さて、せっかくお取り寄せをするのですから、もちろん、普通の湯葉でもいいのです。 汲み上げ湯葉など生のものでも、乾燥湯葉でも何か包んでお椀の主役にするような大判のものでも。それこそ、お客さまのおもてなしに最適です。 が、そんなトクベツの日だけでなく、料理をしない日にも、好きな時に好きなだけ、毎日でも使える湯葉があるのです。 それが「われゆば」。湯葉をつくるときにできる副産物で、質は同じながらさまざまな大きさ、かたちに割れている徳用品です。 われゆばのいいところは、日々の食事に、気張らずにじゃんじゃん使えてしまうところ。 常温で保存しておける、昔の人の知恵の詰まった栄養豊富なインスタント食品とも言えます。 いわゆるインスタント食品にありがちな、何か物足りない、淋しい味にならないのがいい。 使ったことがない人は、薄揚げの代わり、と思ったらいいかもしれない。 薄揚げよりずっと日持ちがするし、油抜きも要りません。 春はちらし寿司に混ぜて、夏ならばキュウリの胡麻酢和えに、秋冬はワサビやちりめん山椒のお茶漬けに散らしたり、ショウガの効いた熱々のあんかけうどんにたっぷり入れても、すごくおいしくなります。 忙しいときにお茶漬けだけかき込んでも元気はでないけれども、これを混ぜれば瞬く間に栄養価も気分も上がるというもの。 わたしは昆布と鰹で出汁をひいておいて、これをぱっと散らして極上のお椀をつくります。 ご飯と、お漬物と、そのおつゆだけであとは何もいらないくらい。 そんなわけで、昆布と鰹節と乾燥湯葉(それも気張らずにばりばり使えるわれ湯葉)は常備品です。 京都の人は始末を贅沢に変えてしまうのだなぁ……などと、いろいろ思いながら、きょうもおいしいお茶漬けを、いただきます。
達人おすすめの一品
徳用われゆば(白)

徳用われゆば(白)

京・美山ゆば ゆう豆


この商品を詳しく紹介してくれた達人

清水美穂子

清水美穂子

ブレッドジャーナリスト

東京生まれ。おいしいパンとそれをつくる人びとを取材する一方で、日常の食事の愉しみ、bread+something good(パンと何かいいもの)を提案する日々。関連企画のコーディネート、執筆多数。総合情報サイトAll Aboutではパンのガイドを務める。著書に『おいしいパン屋さんのつくりかた』(ソフトバンククリエイティブ)『日々のパン手帖~パンを愉しむsomething good』(メディアファクトリー)。
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