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香り高く色鮮やかな抹茶をまとった和三盆の口福

香り高く色鮮やかな抹茶をまとった和三盆の口福

かなり長いおつきあいの三谷製糖さん。取り寄せることもありますが、たいていはデパートの催事をチェックして、ちょっとしたおもたせに、プチギフトに、もちろん家族で楽しむためにとまとめ買いをするのが常です。 季節を映す意匠のお干菓子と共に、好きで好きでたまらず、数え切れないくらい人に差し上げてきたのがこの「茶毬(ちゃまり)」。 大粒のスタンダードタイプと小粒タイプがありますが、ことに小粒のほうは、抹茶の風味が濃く感じられ、すぐに口の中でほどけ溶けていくため食べ出すと止まりません。 合わせるのはお煎茶が多いですね。抹茶×抹茶よりも茶毬の味わいがひきたつように感じます。 和三盆自体の上品な独特の甘みは素晴らしいものですが、この茶毬の発想はあるようでない斬新さと美味しさで、日本の代表銘菓としてもよいほどの価値があると思います。 お手前を習う以前の子供の頃から、和菓子と一緒にお薄をいただくことは実家の習慣でした。 抹茶の本当の香り高さや深い味わいを知ると、市販の抹茶スイーツはどうも風味が足りない気がして満足できないことが多く、気に入って定番にしたいものとの出会いはなかなかありません。 抹茶は、色も香りも空気に触れればどんどん劣化していきます。賞味期限も当然短くなります。 作りとしては和三盆に抹茶をまぶしてあるだけのシンプルさなのに、他で茶鞠と同じものを見かけたことがないのは、そういう難しさがあるからなのでしょうか。 近年、小粒タイプは箱入りの外観をそのままに、スタンダードタイプと同じアルミパウチ入りになり保存しやすくなりました。 和三盆そのままの「白」と一緒にいれられた「ひょうたん」が、贈答用に映えて見た目もきれいですが、自家用ならアルミパウチ入りが便利です。 今も昔も和三盆は高級品です。二百年以上、讃岐和三盆の伝統を守り続ける唯一のメーカーでもあり、素晴らしい和菓子屋でもある三谷製糖さんを心から応援しています。 わが家では料理に砂糖は使いませんが、お菓子作りなどここぞというときのために、こちらの袋入りの和三盆だけは常備しています。 重要有形民族文化財でもある「押し船」を使った歴史ある製法で手間暇のかかる和三盆作りを、いつか必ず見にいきたいと思っています。 全国各地の新茶が出そろう季節。日本ならではの香り高いお茶と共に、味わいたいどなたにも喜ばれる名品です。
達人おすすめの一品
茶毬(小粒)

茶毬(小粒)

三谷製糖羽根さぬき本舗

参考価格:1,080(税込)

この商品を詳しく紹介してくれた達人

白木あきこ

白木あきこ

ウェルネスフード研究家

2000年にグルメサイト「追求!美食道」を立ち上げ、安心して食べられる美味と素敵な店や宿を各種メディアで紹介。2020年より分子栄養学やローフードなど様々な食の資格を取得し、料理研究家として新たに「ウェルネスフーズラボ」を立ち上げる。現在、栄養士を目指し専門学校に在学中。
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