
“森を食べる”感動の体験!季節で味わいが変わる唯一無二のプリン
こちらのセットには、「PLAIN(プレーン)」と「WILD HERB(ワイルドハーブ)」の2種類が、各2個ずつ入り。牛乳や卵を厳選したプリンは色々とありますが、「ワイルドハーブ」は、私も初めて出会った、唯一無二のフレーバーでした。お店のある富士山麓の富士吉田市の「ふるさと納税返礼品」に選ばれているというのも納得です。
牛乳は、神奈川県足柄上郡「薫る野牧場」のジャージー牛ミルクを使用。山に生える季節の草をのびのびと食べている牛で、季節や日によっても味わいが変化します。
プレーンは、甘みがありつつすっきりとしたミルクの味をシンプルに感じられる品。表面は程よい硬さで、中は口どけなめらか。心に沁み渡るような、やさしくも凛とした味わいです。透き通ったカラメルのほろ苦さと甘さが加わると、また変化を楽しめます。
森の植物の香りを移したワイルドハーブは、全体に淡いグリーンの色合い。富士山麓に自生する、松・黒文字・モミ・ヒノキ・アブラチャン・ダンコウバイなどの植物をブレンドし、ミルクの中でじっくりと抽出。少量のシナモンと抹茶で味を整えて、抜けるような森の香りに深みを出しています。
松の新芽は、北欧の有名レストランが料理に使っていましたし、黒文字は枝がいい香りで抗菌作用も高く、和菓子用の菓子切りにも使われるもの。清々しい香りが何とも言えません。ヒノキの爽やかな香りを好む日本人も多いですね。枝や葉、それに新芽など、どの部位をどう使うかによって、香りの出方も大きく変わります。
店主の日比野由依子さんは、ご出産を機に、子供達の未来に繋がる食のあり方について考え始め、森の野生植物や、環境を再生しつつ行う農法で栽培された素材を使った創作菓子を研究し始めたそうです。
2020年に開業した「七十二」の店名の由来は、一年を24等分した「二十四節気」をさらに約5日ごとに区切った「七十二候(しちじゅうにこう)」からだそう。季節ごとの自然の恵みを生かした、一期一会のお菓子を作っていらっしゃいます。
実は15年ほど前、あるお菓子のコンテストにアマチュア部門で参加されていた彼女の作品を、何度かいただいていました。その後、山の自然について教えてくれる師匠との出会いで、人生が大きく変わったそう。富士山麓の森の恵みに魅せられてご家族での移住を決意し、「七十二」を開業されたという、強い意志と行動力に脱帽です。
森が芽吹きの季節を迎えた今年の春、日比野さん主催の富士北麓散策&野草スイーツツアーに参加することができました。赤松に黒文字にモミに、黒文字の仲間であるアブラチャン、ダンコウバイといった木々の新芽もいただくなど、まさに、“森を食べる”体験。植物ごとに風味が異なるだけでなく、同じ植物でも生えている場所によって変わるなど、発見だらけで感動しっぱなしでした。
どちらのプリンも、紅茶や煎茶と相性よく召し上がっていただけます。清々しい香りを存分に味わい、森の生命のパワーをたっぷりとチャージしてください!







