薬膳鶏しゃぶ【約2～3人前】
鶏寅陽

シンプルですが、しっかりとした高級感のある箱に入っています。
箱を開けると、目に飛び込むのは黒さつま鶏と生産者さんの写真を載せたパンフレット。
作り手の顔が見える商品はどこか安心感があります。

裏面には食べ方が記載してあり、季節に合ったお好みの野菜や、追加で魚介類や豚肉などを加えてもおいしいとあります。食べる人数が多くなったり、食べ盛りのお子さんがいたりしたらうれしいフォローです。

薬膳キットの食薬は８種類のブレンドで免疫力を高める効果があるようです。期待が高まります。


スープは解凍をしても弾力があるプルプルのゼリー状で袋からトゥルンと鍋に落ちます。
スープ量は指定の水を加えたっぷりの１㍑です。


つくねを投入し、薬膳パックを加え火にかけた鍋では、徐々にゼリー状のスープが溶け始め優しい鳥の香りとほのかな薬膳の香り。
いざしゃぶしゃぶ開始！
肉は臭みのもなく美味。
むね肉・・・しっとりしていてさっぱりとしたうまみ。
もも肉・・・弾力があって胸とは違う肉と脂のうまみ。
つくね・・・粗目にひかれた感のあるひき肉でほろほ
なのにしっとりしていて、スープをしっかり吸い込んでかむとジュワーっとしたおいしさ。
スープ・・・それだけだとほのかに薬膳の味わい。肉をくぐらすと、肉のうまみでその味は鳥のうまみに変わる。

スープだけをいただくだけでも滋味栄養が摂れそうで食べるスープです。体は自分が食べたものでできているのを実感するようなスープで、翌日には体のどこかのコラーゲンを補強していてくれるはずでしょう。

鍋は寒い時期の食べ物のように感じますが、韓国のサムゲタンのように（日本の土用に当たる熱い時期に食べるものらしいです）真夏にいただいても暑い夏を乗り越えるのによい感じもしますし、ほかの季節でもその季節の旬野菜とともに楽しめそうです。
これからの季節は、贈物としても、帰省のお土産にしても、自宅用のおもてなしにもうれしいものです。

スープも無添加だったらよかったと思いました。黒い食材についての食薬効果もお話しされてもよいかとも思いました。