
どなたにお持ちしても恥ずかしくない夏の逸品を、京の料亭から。
夏のお菓子は、甘すぎてはいけないもの。かえって暑さを思い出してしまいます。そして大切なのはおそらく香りとのど越しなのではないでしょうか。
和三盆とれんこんから出来ているこの「西湖」は、いつもその期待を裏切らずに凛としていてそして上品です。あの舌触りは、ゼリーでもなく寒天でもなく葛ですらなく・・・。私は小豆も小倉ではなくこしあんが好き。餡をさらすという技術か ら生まれる舌触りが好きなのです。
西湖の口どけは余韻があるようではなかなくて、そしてごくかすかに笹の香りと甘味が残って、まるで涼風がそよそよ通りすぎるよう。上等な煎茶を丁寧に淹れてみたくなります。
竹の篭から笹に包まれた西湖をとり出して、初めて口に含んだときの驚きはずっと思い出されます。これを頂くたびにその思い出が蘇りうれしくなってしまいます。
本当に大切な方への手土産にしたい、夏のとっておきです。






