
天使の歌声が聴こえてくるようなシフォンケーキ
シンプルなお菓子ほど、その作り手の心のあり方がそのまま現れているように感じます。
この「マダム ニカコ」のシフォンケーキもまさしくその通り。
初めて食べた時は、その口当たりのフワフワ感と、限りない優しい弾力に驚いたのと同時に、きっとこのシフォンケーキを作った人は幸せな気持ちで焼いたのだということが、じわじわと伝わってきたのでありました。
ケーキを焼くのが大好きで、喜びで作っている、そんな姿が浮かんできたのです。
春の芽吹きを思わせるよもぎの香りと、深い甘みの甘納豆のハーモニーがシフォンケーキの生地の中で共鳴しあっていて、まるで天使の歌声が聴こえてくるかのような幸福感に包まれるたのが印象的でした。
後から知ったのですが、このケーキの作り手のニカコさんは元々ピアノの先生で、以前はコーラスで歌を歌われていたのだそうです。
それを聞いて納得でした。本当に素敵な音楽が流れてくるような、そんな感動の味がします。
(もしかしたら、歌いながらケーキを焼いているのでしょうか?)
喜びの成分がたくさん含まれているのを感じ、私まで幸せな気持ちになりました。
成分と言えば、本当に素材選びからニカコさんのこだわりが感じられます。
小麦粉、卵、油には吟味に吟味を重ねているのだそうです。
またその時の天候や素材の状態を良く感じ取って、ひとつひとつを最高の状態に焼き上げる努力を惜しまない姿勢にも心を打たれました。
大切なことを、大切に守りながら、喜びとともに焼くケーキの感動の味を
ぜひお楽しみいただけたらと思います。







