HASUMI FARM Cidre（シードル）
Hasumi Farm ＆ Winery（はすみふぁーむ＆ワイナリー）

この度、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々には、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復をお祈り申し上げます。

長い外出自粛要請の中で、この冬は忘年会、新年会といったイベントを見送った方も多いはず。またテレワーク推進により、当たり前のように行われた職場の飲み会は、私の会社でも皆無となりました。

よく欧米では残業もほどほどに、まっすぐ帰宅して家族と食卓を囲む、なんて話を聞きますが、このような状況で強制的ではありますが日本もやっと高い生産性の“本気の追求”と、豊かな家庭の両立生活が始まった気がします。

そんな固い話は抜きにしても、要は家で食事やお酒を飲む機会が増えたということで、私のような「外で飲む派」も、この1年で「家でまったり飲む派」に否応なく変わりました。

外と家飲みの違いって、雰囲気だったり料理の質だったり色々とありますが、お酒のバリエーションもその一つですよね。いつも同じお酒ばかりではつまらない、そう思うんです。

そこで今回ご紹介するのが、長野県東御市の小さなワイナリー「はすみふぁーむ＆ワイナリー」の『HASUMI FARM Cidre（シードル）』です。

はすみふぁーむは、昼夜の寒暖差が大きく、長い日照時間と少ない降水量というワイン用ぶどうの栽培に理想的な気候のもとで、丁寧にぶどうを育て、国内販売に限らず、信州から世界を目指しているんですって! 近年、国産ワインの実力もグッと増してきているので期待ですよね。

私はこのシードルを長野にゆかりのある友人に教えてもらったんですが、まずこの手書き風のエチケットがかわいいでしょ。絵本に出てくる家のように、その小さなワイナリーが描かれています。

そしてシードルと言えば甘口と思いがちですが、こちらはフルーティーで馥郁たる香りのもと、味は実にすっきりとした「辛口」に仕上がっており、食中酒にぴったりなのが嬉しい驚きでした。

地元産ふじりんごを100％使用しており、まさにりんご色といったやや乳白色の「ゴールドの輝き」と、発泡による優しい微炭酸が特徴のりんご酒です。国産材料で作られているので、和食にも合うと思います。

スイートな香りと軽い口当たりで、どんどん飲み進んでしまいますが、アルコール度数は6％ありますので、飲んでいる感はないのにいつの間にか酔っているという、理想の家飲みが期待できます（笑）。

女性を始め、お酒があまり得意ではない方も飲みやすいはず。この時期に、家族で楽しめる、いつもとちょっと違った食中酒としてお勧めです♪