花籃(はなかご)
クロイソス
「花かご」をイメージして作られた工芸茶です。熱湯を注ぐと、だんだんと茶葉や花々が開いていき、見ているだけでもうれしくなります。使い終わった茶葉は、水に移し替えて水中花として1週間ほど楽しめます。そのあとは水気を取り乾燥させると、自然の消臭剤としても使えます。
飲む前も飲み終わってからも楽しめる芸術品のようなお茶
「工芸茶」と呼ばれるひとつひとつ手作業で作りあげられる美しい中国茶と出会ったのは、かなり前に訪れた都内の中国料理店でした。こんなお茶があるのかと感心し、店頭で買って帰った記憶があります。
月日が流れ昨年暮れのこと、友人から飲んでみて、ともらったのが今回ご紹介する「クロイソス」の工芸茶でした。同じものかどうかはわからずともめでたく“再会”した工芸茶は、サイトを見るととてもたくさんの種類があることや銀座に店舗があることがわかりました。
手のひらサイズのパッケージの封を切ると、大きな丸い玉状の茶葉がころんと出てきました。熱湯を注ぐとだんだんと茶葉が開いて現れたのは大好きなバラ! もっと色々試してみたくなり、これはお店に直接行くしかない、と先日伺ってきたのでした。
こじんまりとしたサロンのようなキレイなお店には、整然と工芸茶が並んでいました。でもネットショップのほうが条件で検索したり、大きく画像を見ることができたりと案外買い物がしやすいのですね。どう選んで良いかわからずオススメされたのがこの「花籃(はなかご)」でした。
クロイソスの工芸茶はスタンダードとプレミアムの二種があります。現在工芸茶のほとんどは福建省で生産されているそうですが、その生まれ故郷である安徽省で作られている希少な工芸茶がプレミアムにあたる「康藝銘茶(こうげいめいちゃ)」です。オーガニックの高品質な茶葉や天然の花や果実を使っていて健康にもよく、芸術的な価値も高いものとして、工芸茶の発明者である汪芳生(おうほうせい)氏が命名。これはクロイソスでしか買えないのだそう。
「花籃」は湯を注ぐ前から、文字通り茶葉でできたかごに花が入っていてとても可愛い。湯を注ぐと、命が吹き込まれたかのようにゆっくりと茶葉や糸で編み込まれた花々が開いていきます。これをみているだけでとても贅沢な気持ちになるんです。
爽やかな緑茶の香味に甘さも感じられ、お茶自体の味ももちろん抜群。何煎か味わったあとは水中花として楽しめ、さらには茶葉を乾かし消臭剤代わりとしても使えるのだとか。さすがにそこまで試したことはありませんが、クロイソスのお茶を楽しむために、背の高いガラスのポットと専用のガラスカップまで買ってしまいました。
贅沢なお茶ですが、それだけに自分へのご褒美やプレゼントにぴったり。これからの季節、桜を使った「櫻花恋歌」や母の日にぴったりな「マザーオブラブ」もおすすめですよ。
更新日:2019年02月28日
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