木村家のだいこん（9ヶ）
木村家

上品な箱の中に、かわいくラッピングされている和菓子。最中といわれなかったら一瞬「？」と思わせる遊び心もある一品です。最中の皮と餡が一つずつセットとなってお洒落にラッピングされており、食べる直前に餡を取り出し最中の中に挟んで食べるタイプ。口に入れると、サクッと香ばしい音と共に上品な甘さの餡が口に広がり、ペロっと食べ終わったのですが、後味さっぱり！に驚きです。正直、和菓子の中でも最中は甘ったるいものが多く、1個で十分なのが普段の私と旦那ですが、続けて2個目に手が伸びました。最中の餡がほどよい上品な甘さで、これだけでも十分美味しいのに、最中の皮の中にほどよく含まれた（？）大根の葉の風味が、後味さっぱり！濃いめの苦いお茶でなく、ふつうの煎茶でも十分！最中というと、甘ったるいベタベタしたものが多く、濃いめのお茶を用意する私です。今回の最中のお供で一番のおすすめは、私の中では以外にもプーアル茶でした。お洒落な外観と味なので、予定外の抹茶も試してみましたが美味しい！の一言です。親しい間でしたら、茶席にも向いている和菓子かと思います。
一つ残念なのが届いた段階で、最中の皮部分が、ほぼ8割方割れているかヒビわれていたという点です。餡を挟めない状態になっていた皮の最中セットは、お皿の上に一端餡だけを置き、砕いた最中の皮をふりかけました。最中とはかけ離れた感じがしますが、これはこれで楽しめるかと思います。味は満点！という味わいだっただけに、それだけが残念でした。外観も中身もお洒落で味も上品、大根の葉という健康を意識したお洒落な和菓子という意味でちょっと人と差をつけたい上司への手みやげやちょっとしたお礼を贈りたいのにお手頃な和菓子かと思います。