涼菓あずきよせ2棹入
手づくり和菓子 翁屋

我が家は夫婦で甘いものが大好きで、二人共スイーツコンシェルジュ資格を保有しているほどのスイーツ好きです。

家訓は「甘いものは一緒に」なのですが、そんな夫にも分けてあげず独り占めしたいほど病みつきになる美味しさでした！(笑)

まず見た目で目がハートになりました。
和菓子屋さんのあんこと甘味屋さんのあんこの違いは、一目見てすぐに分かるその色にあります。

見るからに上品で優しい藤色。
上等な小豆を炊いたものに違いありません。

そんな上品なあんこを、寒天でなく吉野葛で寄せたのがこの「あずきよせ」です。

本当に「寄せた」って良い表現だな～って思います。
「固めた」のとは全く違う食感です。
写真を一見すると水ようかんみたいに見えますが、全く別物。

水ようかんは「つるっ」とした舌触りですが、このあずきよせは「ぷるるんっ」とした舌触りで噛むとやんわりもっちりと歯を受け止めて、あれよあれよという間に溶けてしまいます。

サラッとした上品な甘さでぷるぷるとした食感が楽しく、あっという間に1/2棹を平らげてしまいました。
いくら甘いものが好きな私でも、普通の羊羹はもちろんですが、水ようかんでもこんなに一度には食べられません(笑)

飲物は冷たい煎茶を合わせましたが、薄茶はもちろん濃茶でも充分美味しいですし、水出しコーヒーも合いそうです。

さすが明和8年（1771年）創業の老舗だけあって、小豆や葛の扱いに長けてらっしゃいますね。
大切な方へのお中元やギフトに利用したいです。
甘いものが苦手な義母でもこれなら喜んで貰えるんじゃないかと思います。