極・博多水炊き鍋セット（4～6人前）
てんがらもん

秋から冬にかけては毎週鍋料理の登場する我が家ですが、夏に鍋料理はなかなか食べる機会がありません。
今年の夏我が家に届いたのは、冷凍便の大きな箱に入った水炊きです。
極・博多水炊き鍋セットはスープ、鶏モモ肉２種類、つくね、ぽん酢がきちんと余所行きの雰囲気で詰められていて、自家使用というよりは贈答向けのきちんとした梱包です。
リーフも添えられていて、詳しく作り方が画像つきで記載されているので始めて水炊きを食べる過程でもうれしい配慮です。

早速、この時期ならではエアコンでキンキンに冷やした締め切りの部屋で、手順に沿って水炊きをいただきました。
我が家で用意した野菜は、キャベツ、にんじん、平茸、長ネギ、ミズナです。
沸き立つスープの香りに鶏がら独特の臭みがまったくないのが驚きです。
まずはぶつ切りとカットの２種類のモモ肉を炊いたスープを薬味ねぎと一つまみの塩で味わいました。
自慢のこだわりのスープは、ねっとりとした口当たりでコクはあるものの香り同様に口に残る臭みがまったくなく、濃厚だけれどスルッと飲めちゃいます。
鶏モモ肉はどちらもしっかり身のしまったシコシコした食感でかめばかむほどジュワッとおいしさが口に広がります。
よく、スーパーで購入する鶏肉の特に身と皮の間の脂に独特のにおいを感じることがありますが、それがないので皮が苦手だと思っていた私でもすべておいしくいただけました。
同じように鶏のにおいが苦手と感じている方にぜひ食べていただきたいです。きっとおいしくいただけるんじゃないかなと思います。
それほど鶏肉を好まない家人も、「おいしくてたくさん食べちゃった♪」と満足げでした。
いよいよ、つくね、野菜を投入。
スープが絡んだクタクタに煮えた野菜のおいしいこと。つくねも外せないおいしさです。
スープを絡ませるという点で、このスープの濃度を保つことが大切なんですね。博多の水炊きは白菜よりキャベツを入れる意味を始めて理解できました。
添付のスープは６００ｃｃが２袋なのでたっぷりの量です。２袋なのがポイントが高いです。
状況に応じて２袋目を加減できるのが嬉しい。我が家は２袋しっかり使い切りました。
ポン酢ですがみかん果汁が加えられているためか酸味より甘みのたったポン酢なので、子供でも抵抗なく味わえるかと思います。
私の好みから言うとポン酢はもう少しカボスの香りが立って酸味が利いていたほうが濃厚なスープをよりさっぱりいただけるかなと言う感想でしたが、スープのうまみでいただいたり、ポン酢でいただいたり、ゆず胡椒でいただいたりと〆の雑炊まで無駄なくおいしさを堪能しました。

スープにこだわる水炊きは、自宅では簡単に出せる味ではないのでお店でいただくかお取り寄せしか食べられない鍋料理です。
お気に入りのスープの味＝お気に入りの水炊きのお店であり、その味がお取り寄せで味わえるのは贅沢だなぁと思います。
細部にわたって丁寧で、お味も上質でしたのでこのお値段は納得の範囲で贈答としても喜ばれるのは間違いないです。
４～６人前というこのセットでしたが、我が家の食欲では大人４人前のボリュームでした。

かなり以前に食べたきりたんぽ鍋に今でも忘れられない味があるように、この水炊きも記憶に残る忘れられないおいしさになると確信しています。
暑さで疲れた体に滋養にもなりこの季節に冷たく冷やした部屋でいただく水炊きはまた良しだなぁと思いましが、今度は冬にハフハフ言いながら温まりたです。