おやき9種詰め合わせセット
信寿食～信州長寿食文化～

本物のおやきを食べたことがなく、一度是非食べてみたいと思っていました。長野県から届く郷土料理の「おやき」。お届けの日を楽しみに待っていました。

指定時間通りに届きました。冷凍で届きます。
9種類の味が楽しめる詰め合わせです。大きさもおやつに丁度良い大きさ。9種類全部魅力的なラインナップなのでどれから食べようか迷う～。
温め方の説明書を読むと、解凍せずに冷凍のまま温めるように書いてあったので、とりあえずはそのまま冷凍庫へ。

こちらのお店のおやきは「焼き」と「蒸し」の二種類ありますが、今回送っていただいたのは「蒸し」。「おやき」という名前だけに、おやきは焼くもの、と思っていたので蒸しがあるのはちょっと意外でした。温め方はレンジ、蒸し器どちらでもよいのでどちらも試してみることにしました。


【野沢菜】
私の中で「おやき」のイメージは野沢菜。なので野沢菜を一番食べてみたかった。中身は野沢菜がぎっしり。実はお漬物の酸っぱい味付けの野沢菜はあまり好きではないのですが、おやきの具の野沢菜はお醤油の味付けでめっちゃ美味しい。ざくざくとした食感も心地よく大変美味しくいただきました。


【きのこ】
きのこのよい香りがお口いっぱいに広がります。舞茸、しめじ、椎茸が入っていますが、一番舞茸の風味を強く感じました。舞茸好きにはたまらない。お醤油の味付けで、甘くなくご飯が進む味です。

【切り干し大根】
甘辛く味付けされた切り干し大根がぎっしり。甘いお出汁が染み込んでいてとっても美味しい切り干し大根でした。

【ポテト】
ほっくりコロッケの具のようなお芋が詰め込まれています。割と荒めにマッシュされていて、ちょっと大きい塊もあったりしてそこがまたよきです。黒胡椒が効いています。ボリューム満点で一つ食べたらかなりお腹いっぱいになります。炭水化物欲が満たされるおやきです。

【茄子】
中の茄子は甘辛い味噌味。この味付けがめっちゃ私好み。味噌の旨味がぎゅーっと染み込んだ茄子がたっぷり入っています。茄子は小さめにカットされているのでとても食べやすかったです。

【にら】
にらは大好き。にらの旨味をたっぷり閉じ込めていてとても美味しかったです。皮と相まって、大きな蒸し餃子を食べているかのよう。むっちりとしていて食べ応え満点です。

【やさい】
切り干し大根のおやきとちょっと似た感じの味付けですが、やさいの方が少し甘さは控えめな感じ。キャベツがたっぷりでしゃきしゃきとした歯ごたえが心地よい。出汁が効いていてしみじみと美味しいおやきでした。

【かぼちゃ】
かぼちゃの煮物のようなお醤油の味つけなのかな、と思っていたらなんと甘～い。バターも利いていて、スイートポテトくらいかなり甘いかぼちゃです。おやつのようでこれはお子様も喜んで食べることでしょう。おやきですがなんだかスイーツと呼びたくなる、デザート系おやきです。

【あんこ】
甘い粒あんがギッシリ。「かぼちゃ」のおやきほどは甘くなく、優しい甘さです。ねっとりしてて美味しい粒あん。一つでお腹が満たされる、満腹系おやきです。


おやきを食べたことが無かったので、お餅のような皮を想像していたのですが、小麦粉で出来ている皮でちょっとパンっぽくもある感じ。外側の部分はもっちりしていて、ぎゅっ詰まった感じで一つ食べるとかなりお腹が満たされます。
温め方は「蒸し」と「レンジ」を試したのですが、やっぱり「蒸し」でゆっくりと温めた方がふっくらと仕上がると思いました。
説明書きには冷凍のまま温めるように書いてありますが、冷蔵庫である程度解凍してから温めた方が早い気がします。
あとシェアしたかったので蒸してから包丁でカットしようとしたら、柔らかくなりすぎてボロボロになってしまった。半分こする時は温める前に切っておいた方がよさそうです。

初めて食べた本場のおやきの味に感動しました。
味がこんなにたくさんあるのも初めてしりました。個人的にはやはりお野菜系のおやきが美味しいと思いました。お出汁やお味噌の味がしっかりと具に染み込んで大変美味しかったです。今度は「焼き」の方も食べてみたいです。

賞味期限はまだ先のはずですが、個包装のビニールを外すとおやきにかなり霜が付いていました。保存方法はどうなっているのだろうと思いました。