熟成飛騨牛(山勇牛) サーロインステーキ用(200g×2)
山勇牛一貫

＜開封＞
プチプチで包まれた黒い紙箱が冷凍便で届きました。
黒い木柄にシルバーの文字で「山勇牛」と書かれた高級感ある紙箱を開けると、金箔入りの和紙で包まれていて、奥ゆかしさも感じました。
中にはお店からのメッセージと山勇牛の説明のしおり、「料理長が教える美味しいステーキを焼くポイント」の冊子が同封されています。焼く上でのポイントが丁寧に説明してあり分かりやすいです。
そして、冊子の下から2枚のステーキと牛脂が登場。大きさと厚みがあり、綺麗な赤身にきめ細かく入ったサシが美しく、期待が高まります。贈答用としても十分すぎるクオリティだと思います。


＜調理＞
昼過ぎに受け取り、3時間ほど冷蔵庫に入れましたがあまり解凍できていなかったので、常温に2時間ほど置き解凍しました。解凍方法が悪かったのか、少しドリップが出て、受け取った時に比べて肉の色が悪くなってしまったのが残念でした。

調理は熱した鉄のフライパンで行いました。
ステーキを食べる時は大体フライドガーリックを添えるのですが、今回は肉自体の味をじっくり味わいたいので、ニンニクは入れずに焼いていきました。
焼いている時からお肉のいい香りが広がり食欲をそそります。あまりの高級品に緊張しましたが、冊子やホームページを参考にしながら、表面しっかり目、中はレアの良い状態に焼き上げることができました。


＜試食＞
まずはシンプルに、ピンク岩塩のみでいただきました。柔らかいお肉からサシの甘みとコクがジュワーっと口の中に広がります。すり下ろした生ワサビを添えると、さらに甘さが引き立ちました。ワサビ醤油でキリッといただくのも美味しかったです。

肉の脂はしっかり感じられますが、これまで食べてきたサーロインのような脂のくどさがないことにびっくり。さらっと口の中に溶けていく上質な脂です。赤身とのバランスも丁度よく感じました。

また、これまで食べたことのある熟成肉は独特の風味を感じることがありましたが、今回は全く感じられず、臭みのないクリーンなお肉という印象を受けました。これがウェットエイジングならではの味わいなのでしょうか。丁寧に管理されたお肉はこういうところの美味しさが違うのかと感じました。


＜お酒との相性＞
お肉の味がくどくないので、アルコールがなくても満足できてしまうくらいですが、お肉の繊細さを損なわないものをセレクトしました。
やや辛口の純米酒を冷やとぬる燗で味わってみました。冷やよりもぬる燗の方が、上品なこのお肉にはなじむ感じがしました。
ワインの場合はミディアムからライトボディの酸味が強すぎず、主張の強くないものをお好みに合わせて選ばれるのが良いかと思いました。
ウイスキーは甘味とフルーティさのある優しい味わいのものを薄めの水割りでいただくのが美味しいと思います。


＜ホームページ＞
ホームページは黒を基調とした高級感のあるデザインで動画の説明もわかりやすく、お肉への深い造詣とこだわりを感じる事ができました。調理動画も掲載されていたので、調理の際の参考にさせていただきました。

少人数の家庭では一度に2枚は食べきれないので、1枚ずつ個包装してあれば、1枚だけ解凍できて便利だと思います。解凍方法に戸惑ってしまったので、おすすめの解凍方法の説明があると嬉しいです。（ホームページでも良いので）