まずは徹底した解凍方法にもこだわりを感じたし、その通りに大切に解凍した鮪は鮮やかなピンク色!!思ったより短時間で解凍できたところも、忙しい主婦には嬉しいポイントです。食べてみると、赤身はしっかりとした歯ごたえと旨み、大トロも歯ごたえはあるのに、脂がのっていて口の中で溶けてなくなってしまう感じ。う～ん素晴らしい！ちなみに夫には冷凍って言わずに出しましたが、「この鮪おいしいね～！」と驚いてました！

綺麗なグリーンのソフトクリームは、一口かじると爽やかなお茶の香り。さすが老舗のお茶屋さん!!しかもソフトクリームのイメージで口に入れると、いい意味で期待を裏切られるサラッとしたシャーベットのような食感に驚きました！口の中でスーっと溶けて消えて行く感じ。今まで食べたことのない抹茶ソフトに家族ではまってしまいました。モナカのキャップも女子心をくすぐります。

和歌山ならではの有田みかん蜂蜜を使った梅干し。箱を開けたときにふわっと柑橘系の香りが飛び込んできました。一粒一粒がとても立派で皮も薄く、一口かじるとトロッと実がとけるように感じます。みかん蜂蜜のさっぱりとした甘さがとても食べやすく、かすかに鼻に抜けるみかんの香りがいいアクセントです。「この梅干しおいしい！」と子どもも大喜び。塩分ひかえめなのもありがたいですね。脇役ではなく主役になれる梅干し、みんなにも味わってほしいな！

和歌山のレストランには行けないけど、お家で食べられる伝統のドビソースを使ったハヤシソース！具がゴロゴロ入ってるわけではなくすべてがうまみとして溶け込んでいるので、まるでスープのような口当たり。口に入れてからこの甘味は焦がし玉葱かな？この香りは赤ワインかな？このコクは贅沢黒毛和牛だろうな？と、頭の中で想像を膨らませながらいただきました。手間隙かけて丁寧に作ったドビソースだからこそこの味が出せるんですよね。

和歌山出身のお友達が大好きで、話だけは聞いていた南蛮焼とごぼう巻き。弾力があり、まろやかな風味と魚の旨みがおいしい南蛮焼は、お酒のお供にもよく合います。衝撃的だったのが、南蛮焼に使われた魚の皮ですり身とごぼうを巻き焼き上げたごぼう巻！口に入れるとその食感と香ばしい醤油、そして魚の皮のハーモニーに箸が止まりません（笑）！魚の皮だし癖がありそうと先入観もありましたが、とんでもない！魚の皮がご馳走になるんだと驚かされた一品です！

醤油発祥の地、湯浅ならではの生の醤油。天保時代のそのままの蔵で作られた醤油は、昔からの「蔵つき酵母」によって醸され、その蔵でしか出せない味に。発酵について勉強中の私にとっては、気になって仕方のないお味！天然醗酵で時間をかけて醸されたお醤油は蓋を開けただけで香り高く、醤の味がしっかりと伝わります。まろやかで香ばしく、しかも火入れをしていないので、乳酸菌や酵母菌も残り酵素も失活していません。こんな貴重なお醤油があるなんて!!感動でいっぱいです！