飲茶編2でご紹介するのは、二日目に行った広州市内の人造湖「流花湖公園」内にある、しっとりとした飲茶楼。
■「流花茶膳坊」 (住所不明)
この「流花湖公園」は、かなりの広さの水と森のオアシス。大都会のど真ん中とは思えないほど。ほとりには、何軒もの広東料理屋さん(下写真)や茶坊、飲茶楼などが点在しています。

みな、いくつかある公園の門のすぐ中に建っていたり、遠いお店はお店の人が立ってて案内をしてくれるシステムです。この公園は有料なので、お店のお客さんは入園料を払わずにお店に行けるよう、そうなっているようでした。
でも、そんなことは露知らず。私は入園料を払って入り、どこにあるのかわからない「流花茶膳坊」めざし、湖の周りをてくてく。ほぼぐる〜っとお散歩しちゃいました。なかなかお店はないし、警官に聞いても要領を得ないし(笑)。ちょっとトホホモードになったとき、ようやく目指すお店を発見!しかし、あまりにその佇まいがステキで、今までの疲れも一気に吹き飛びました〜。

お店の中は、賑やかな大広間やちょっとした個室、庭に面した二人席、そして水辺のテラス席とバリエーション豊か。どこも中国らしい絵になる雰囲気で、ほんとにうっとり。ちょっと待てばテラス席が空くから、とお店の人が言ってくれたので、私は運良く水辺のテラス席をゲット。
もちろん、回りは地元の人ばかりです(不思議と日本人観光客は皆無)。みな、思い思いに飲茶しながら、トランプして楽しむ男性グループや笑いの絶えない家族連れ、寄り添う恋人同士と楽しそう。私は私で涼風に吹かれながら、しばし読書のひととき…(自分撮りにトライw)。

さて、肝心の飲茶! 幸運なことに、一個ずつの7個入り飲茶セットがあったので、文句なしにそれを注文。ラインナップは、エビと魚団子のゴマ緑茶衣揚げ、薬膳食材のトッピングが美しいエビ蒸餃子、菊花茶風味のカスタードクリーム揚げ春巻、ライチとプーアル茶のゼリーなどなど。





実はこのお店、店名に「茶」の字が入っているのにはワケがあったのです。すべてのお料理に中国茶使用。だから、お茶の風味が引き立つよう、どれもこれもあっさり味。これって、いくらでも食べられる恐るべき飲茶でした!
結局、そのあまりの居心地のよさに、ランチ後近くの博物館に行く予定を急遽変更。なんと!お茶も2回も頼み直し、夜まで居ついてしまいました。一人旅なんだもの、好きに過ごせばいいや。おかげで、あと他にも食べることができてほんとに幸せでした。食べたのは、八宝粥(蓮の実やはと麦、黒米、小豆などの雑穀お汁粉)、ほかほか小龍包、菜の花炒めののった平打ち米麺。え、食べ過ぎ?



旅で訪れた土地で、一つでも気に入った場所が見つかればいい。
いつもそういう目で旅をする私にとって、このお店はまさしくそんな場所でした。広州に来てよかったな。そう思いながらお店を出れば、もう外は宵闇、ボンボリが赤く輝いて。幸せな気持ちで夜道を帰った二日目でした。


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