徳川もつ鍋【みそ】（2～3人前）
もつ鍋水炊き　徳川

昨年、初めてもつ鍋を食べました。
「なぜこんなにおいしいものを知らずに生きてこれたのか…！」と思うほど、大好物になってしまって。
惜しい事をしてきた悔しさをバネに、
チャンスがあればもつ鍋を食べてきましたが、コロナ禍で外食の機会が減ってしまい…。
スーパーのもつ鍋セットは、モツがプルプルしてなくて、理想とは程遠くガッカリ…。

そんな中、徳川さまのもつ鍋セットを知り、楽しみに待っていました！

届いた箱の中はとてもシンプル。
たっぷり一リットルの芳醇スープを凍らせたパックと、冷凍されたモツのパック。
「召し上がり方」の紙が一枚。
こちらを参考にして、作っていきます！

まず、スープのパックをぬるま湯で溶かし、しゃりしゃりが残るくらいで鍋に注ぎ、弱火でことこと。
ダシに「さば削りぶし、こんぶ、かつお節」が使われてるそうで、この魚だしの香りがグーッとたちこめてきます。
あまり強火で沸かせてしまうと、この風味や香りが飛んでしまうそうなので、優しく加熱です！
パックから出したもつを入れ、おつぎは野菜。
お店の具となるべく合わせて、キャベツ・にら・ごぼう・もやし・にんにく厚揚げを投入！
辛味に弱い家族がいるため、輪切りの唐辛子は見送りました。

鍋の中が温まってくると、
削り節と味噌を強く感じる、キリッとしたスープにもつからにじみでるあまーい脂が溶け込んで、丸くてなめらかな油の膜がスープの表面に広がってきて、なんともわくわくする見た目に！

厚めに切ったにんにくに火が通ったタイミングで、いただきます！

スープの風味を守るための弱火でしたが、おかげでもやしがしゃきしゃき、最高の歯触りに。
元気の良い食感が、まろやかでこっくりしたみそのつゆによく合います！

もつは大ぶりで、ぷるんぷるんっ！
透明感があって、口にいれるとくにゃくにゃと溶けていきます。これこれー！
とろける舌触り、ほんのりした甘さ、透き通った身！
「お店で食べるもつ」そのものでした。
皮まで柔らかくて、おいしい。

もつの旨味と甘味がふんわりと鍋を包み込んで、夏バテしかけた身体を滋味深く癒してくれます。
冷房で冷えた身体がリセットされるようで、とっても心地よい鍋タイムでした！

うちは唐辛子をいれなかったので、あま～いお味噌味のもつ鍋として堪能しましたが、ピリッとするぐらい唐辛子をきかせても美味しいんだろうなーと！
〆の雑炊や麺をするなら、唐辛子はちゃんといれた方が味のバランスが良くなりますものね。

最後は中華麺で〆ました。

ごぼう、にんにく、にらといった、癖の強い野菜達も、ぷるんぷるんのもつと、甘くて濃厚な味噌スープが全部上手にまとめてくれて…！

野菜切るだけ、火、つけるだけーで、20分後はお店の食卓に早変わり。
最高のもつ鍋セットでした！

昼の暑さがひいて、少し涼しくなった夕方に、家族みんなでかこみたい、おいしいもつ鍋です。
まだしばらく続きそうなステイホームの中、ぜひ注文したいと思えるもつ鍋でした！
ありがとうございます。

辛みに弱いので、輪切りの唐辛子を常備していないのですが、「このもつ鍋の為に用意しておくべきだった～…」と、反省しました。そういう人の為に、5個ぐらい、小袋で添えてあれば嬉しいですね！何個、何分が自分にベストか確認できたら、より一層のおいしさを発見できるかもしれません。