薫格ハンバーグ（5個セット）
門崎熟成肉 格之進

薫角ハンバーグ。包みから出し、焼く直前、指示通りにふんわり空気を含ませるように成形。
その時、ん？燻製の香りが鼻腔をくすぐった。思わず、おおっとつぶやく。
しかし焼いているうちに、それは消えた。ちょっと、がっかり。しかも焼いていると、フライパンの中で、脂がよく出ている。だいじょうぶかな？
これはひょっとして、ぱさぱさするかな？
しかし一口味わってみると、それは完全な杞憂であった。
このなめらかさは、何なんだ！それはつなぎを多く入れた柔らかさではない。
熟成肉の旨味とほど良い脂の甘さがうまくコラボしていて、実に美味なのだ。
間を取り持つのが、塩麴なのか。
ちなみに冷えてもおいしい。いやさらに、こくのある肉の味を感じる。威風堂々、熟成肉が主役を張っているハンバーグ！最初の気落ちした分は、完全に払しょくされた。
熟成肉をハンバーグに使うなんて、これはもはやアメリカ生まれのハンバーグではない。

食べると、燻製の独特の味はしなかった。