とらふぐ刺し90g
とらふぐ販売ふくとく

保冷剤をたっぷり入れてくださり、万全の状態で届きました！

説明書きと内容のチェックリストを手に取れば、下からキラキラと輝く、透き通ったふぐのお刺身が現れます。テンションがあがっちゃう瞬間ですね！

箱の中には、蒼基調の美しいお皿に盛り付けられたお刺身と、たっぷりパックに入った皮、肉厚の湯引き、多めのポン酢ともみじおろし、綺麗に切り揃えられた小ネギが入っていました。

仕事から帰宅する家族を子供と待つこと一時間。念願の、親子三人ふぐタイムの始まりです！

まずはメインのふぐ刺、てっさですね！プロの技術が光る薄造りですが、お箸で挟む時には、しっかりとした身の感触と重みが伝わってきます。

皿が見えるほど透けていながらも、もちあげればしっかりとふぐの存在感がある……。素晴らしい厚さです。

ポン酢に薬味ともみじおろしをたっぷりといて、まずは辛めで頂きます。

もみじおろしの香りがぴりりと鼻に抜けて、うぅんとうなる程の爽快感……！辛さがかけぬけていった後、口内に残るふぐを噛み締めていくと、芯の部分から、最初は隠れていたほんのりした甘みや品の良い旨味が滲み出てきます。

ふぐのお刺身って、時間をかけて丁寧に食べれば食べるほど、食感や風味に変化が出て、印象がまるで変わるんです。目を閉じて、ゆっくりゆっくり、100回噛む気持ちで召し上がって頂きたい……！コリコリの食感がまろやかになる頃、最初感じたふぐの味とは別の世界が見えているはず。

お次は皮。丁寧に細切りにされた、ゼラチン質の皮。

おすすめ通り、もみじおろしを入れずにポン酢だけ。ゆずの風味がマッチして口にいれた瞬間、さわやかな美味しさが広がります。

天然のふぐの皮は、その粘液の特性上少し生臭いと聞いたことがあるのですが、こちらのとらふぐは環境管理を徹底して、しっかり育ててくださっているからか、ごくプレーン、ゆずの果汁に合う清潔な香り。

しこしことしっかり主張のある皮も、やはりよくかんでゆくと、三種の皮が混ざりあい、よりまろやかな食感に変化します。

ふわふわとろとろになった皮からは、ゼラチンの甘味や豊潤なコラーゲンを感じます。子供は皮が一番美味しかったそうで、初めての感覚に大興奮でした。

湯引きは、熱が加わったことによって、より上品でほっこりした仕上がりに。他の白身魚と違うな、と思うのは、身の「しっかりさ」。すぐほどけて飲み込んでしまう他のお魚と違い、さっぱりしつつも洗練されたお魚のおいしさが、長く楽しめる印象です。さくさくとした歯触りも、特別感があります。

こんなにしっかりとした量のふぐを堪能した事がなかったので、今まで感じ取れていなかったふぐの味を知ることができて本当に嬉しかったです。たっぷりのふぐをしっかり味わうと、こんなに楽しく美味しいとは！

かみしめかみしめ、長く続いた団らんが終わる頃、タイでもウニでもいくらでも出せない笑顔を見られる瞬間があります。

それは、夫に「貴方は今年、お疲れだったから、多めに食べて良いよ、どうぞ！」とすすめた時。「えっ……、滅多に食べられないふぐを？高級品なのに？みんなが少しずつつまんでいくものを、俺にこんなにくれるの？」という気持ちが、だだ漏れの笑顔。

それを見ると、あぁやはりふぐって、日本人にとって特別贅沢なお魚なんだなと改めて感じちゃいますね。

一部地域では、ふぐの事を福にかけて「ふく」と表記されていますが、今回のとらふぐにも、溢れるほどの「福」を頂いた……そんな気持ちです。

普段は気軽に並べられないような美味しいものを食べ、頑張っている家族にはその分しっかりおまけしてねぎらう。それによって家族仲も深まって、またこれからも頑張ろうね、と言い合える。

そんな幸せな魔法を使わせてくれる、素敵なふぐ刺しでした。美味しいだけじゃなく、幸せな思い出が増えるんだと思うと、ますますぜひ多くの皆様に試して頂きたい気持ちになります。

今後もぜひお取り寄せして、幸せ、美味しさの魔法をかけていきたいと思います。良い思い出、ありがとうございました。