不朽最中 小15個入
不朽園
菊の花を模したような形が上品な「最中」です。北海道産の小豆を使用した粒あんを、職人が“おいしくなれ、おいしくなれ”と念じ炊いて作り上げています。香ばしい皮とみずみずしい餡の一体感を楽しめます。綺麗な化粧箱に入って届くので、手土産にもおすすめです。
こちらの最中は個包装せずそのままの形でお入れすることで一番美味しくお召し上がりいただけるよう最中種の焼き具合を調節してあります。できたての美味しさ、時間経過により餡と最中種がなじむ感覚、再び水分がわずかに飛びサクサク感が戻る…こういう時間経過により変化する食感もお楽しみの一つです。
オーブントースターで数秒加熱していただくことにより水分を飛ばしサクサク感を戻す食べ方もおすすめです。
「変わらない味」の革新、感動の最中
10代の頃は、華やかなデコレーションケーキに夢中でしたが、歳を重ねるとともに、日本の文化としての和菓子の魅力に惹かれるようになりました。たとえ外見はシンプルに見えても、和菓子作りのプロセスは奥が深く、素人には容易に真似ができません。特に餡を炊く過程は、その日の湿気や職人さんの状態にも左右される高度に繊細なものです。今回は、そんな餡と種(最中の皮)のみで構成される最中を、一世紀近く作り続けられている老舗の味に、期待が高まりました。
段ボールの外装から、配送への細かい気配りが感じられるボックスが届けられました。夏らしい文様のかけ紙と趣のある特製の箱に、「和」の粋と豊かな歴史を感じます。箱を開けると、きれいに最中が並んでいます。種の香ばしい香りが非常に心地よいです。最中も「生き物」ということを教えてくれるパンフレットを読み、食感の変化を楽しんでみました。
到着当日は、最中種には適度のハリがあります。同時に、餡との一体感も抜群で、頂いている途中に種だけがぽろぽろこぼれることはありません。とりわけ驚きだったのが、餡の甘みが「すっきり」としていて、一つ頂いた後でも、思わずもう一つ食べたくなります。また粒あんの「ほろり」とした食感も印象的です。量産される最中には、白砂糖の攻撃的な甘みや、餡との調和に欠き、口の中に張り付く皮が気になることもありますが、当然ながらそのような懸念はありません。たとえるなら、職人さんが目の前で握ったお寿司のしゃりの米粒が口中ではらりと崩れるように、餡の水分と甘み、粘度、食感のバランスが抜群なのです。
到着から翌々日くらいになると、種が柔らかくなってきます。そこでおすすめに従い、初めて最中を1-2分程度グリルであたため戻してみました。すると、さくっとした食感が戻り、かなり感動しました。餡との新たなハーモニーも楽しむことができました。種類としてはひとつの最中ですが、本当に時の経過とともに多彩な表情、味わいを届けてくれました。和菓子の新たな楽しみ方を知るという心豊かな経験にもなります。
伝統の味を守り、伝え、そして同時に革新してゆく職人さんの技量は、大切な無形資産です。そんな貴重な技に支えられた味には、心を動かす力があることを実感できた逸品です。
更新日:2020年07月02日
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