銘菓詰合せ（菊之寿・鹿もなか）
御菓子司　本家菊屋

商品は、白地に金の上品な包装紙に包まれ、老舗を感じさせる佇まいのお店が印刷されたお手提げ袋と、一緒に梱包されておりました。
包み紙にも中のお箱にも、大きな屋号を印刷しない、さり気ない演出に、老舗の威厳と共に購入者への配慮のようなものを感じました。
中には、菊の寿（黄身餡が柔らかい生地に包まれているお饅頭のようなもの）5個と、鹿もなか（こし餡入の最中）5個が、色違いの奈良を思わせる箱に入っておりました。
食べる前から、お店の方々のお菓子に対する愛情のような物を感じ、美味しそうな空気が漂っていました。

予想に反せず、どちらも大変美味しいお菓子でした。

菊の寿は、お店のご自慢の餡という通り、口の中でホロホロほぐれ、黄身餡に時々みられるザラつきも感じられず、皮もそれに合わせてか主張が強すぎず、一緒にホロっとなくなる感じで、とても、美味しいお品でした。
ホロホロし過ぎて、こういうお菓子を食べ慣れていない我が家の娘はちょっと食べずらそうではありましたが…。

鹿モナカは、お店ご自慢の餡もさることながら、餡ともなかの食感のバランスが絶妙で、なんとも言えません。最中の皮が柔らかいのに、湿気た感じはせず、むしろ皮が必要以上にパリパリの最中より食べやすく、作り手の愛情を感じ、とても美味しいお品でした。

どちらのお菓子も、普段和菓子をそれ程好んで食べない娘達が、美味しい美味しいとペロッと頂きました。