和栗の慶希
慶希処みおや

とても高級感のあるパッケージで届きました。「和栗の慶希」と書いた紙、そして深緑・金・銀と茶色の三種の包装紙に包まれた、パッケージはまさに「和」そして「お祝い」のイメージです。
　その中から出てきたのは焼き印を押した木箱でした。この木箱が単なる入れ物ではなくて、美味しく焼くための焼き型だと言うところが新しいです。
　中から出てきた慶希は、ぎっしりと表面に並んだ大粒な和栗がなんとも贅沢で、栗好きには、この見た目だけでたまらないと思います。
切り分けると、中にも栗がぎっしり入っていました。
　まずは一口。しっとりとしていて、ねっとりと濃厚な食感。白砂糖を使わずに、蜜芋や黒糖で甘さを出しているということで、自然な優しい甘さで、そして蜜芋のねっとりとした食感を生かしてすごくしっとり仕上がっていました。
　栗は、渋皮付きの栗と、シロップ漬けの栗の両方が入っていて、食感と味わいの違いがあって、栗の美味しさを堪能できました。お芋と栗ってやっぱり相性抜群です。
　上品な甘さと、和栗の風味が存分に楽しめ、大人から子どもまで美味しくいただける、そんなケーキだと思いました。
　卵やバター、塩や水にまでこだわって丁寧に作られたこのケーキ、木箱に入った堂々とした姿には、お祝いごとにふさわしい風格と品が感じられました。
　かわいらしいケーキもいいですが、伝統と重厚さを感じさせ、風格のあるケーキといった趣は、特別な日の贈り物に最適だと思います。