バイロンベイセット
バイロンベイミートパイファクトリー

6種類の冷凍パイをモニターさせていただきました。5種類のお惣菜パイとアップルパイのセットです。
ポップなイラストの箱を開けると、6種類ひとつひとつ包装紙で包まれています。丸い形のパイは珍しいと思います。

ひとつの大きさは手のひらサイズです。ずっしりとした重量感。中のフィリングが見えないだけに期待が高まります。
冷凍なので温めなおしの方法を書いたイラスト付きの冊子もきちんと入っています。指示通りに温めると失敗はありません。

●クラシックミートパイ
ミートパイは見つけたら必ず買って食べるほど大好きですが、今までで一番好みの味です。ひき肉の肉々しさが口いっぱい味わえますが、決してしつこくありません。

●ビーフラグーパイ
クラシックミートパイとは違うお肉のパイです。同じお肉なのにこんなに印象と食感が違うことに驚きました。煮込まれた牛すじと牛すね肉はトロリとしていて、さらにパイの底にマッシュポテトが入っているので、このパイひとつでレストランでの一皿のようなゴージャスな味わいです。

●バターチキンカレーパイ
温めなおしている途中からカレーの香りが漂ってきます。隠し味のピーナッツバターが効いているせいかマイルドなカレーです。しっかりとした大きさの鶏肉が入っています。パイに包まれているのにごはんも欲しいなという気持ちになります。

●ポルシチーニチキンパイ
ホワイトソースのパイです。市販のホワイトソースは苦手ですが、こちらは手作りというのも納得のトロリ感。ポルチーニ茸が入っているせいか家庭では出せない味わいです。鶏肉の存在感もなかなかです。

●シュリンプアメリケーヌパイ
パイの中からえびとブロッコリーが出てくるなんで驚きです。具に存在感があるのでパイと具がバラバラになってしまうのではないかなと思いましたが、魚介の風味がたっぷりの濃厚なソース（アメリケーヌソース）を絡めると全体がまとまって口の中で調和します。

●クランブルアップルパイ　
アップルパイは他のパイよりひとまわり小さいです。フィリングはトロリと煮詰まれていますが、リンゴとしての存在感がしっかりあります。トッピングのクランブルとクルミとピスタチオもいろいろ試行錯誤して選ばれたトッピングなのだろうなと感じさせてくれます。唯一のスイーツパイですが一切の手抜きなしのアップルパイです。

すべてのパイに共通しているのはパイとフィリングのバランスがとても良いということです。パイ生地は厚すぎると安っぽくなりますし、薄すぎてもパイ料理という満足感がありません。パイとフィリングのおいしさを両方味わえる仕上がりになっています。

「日本にもっとパイ文化を浸透させたい」というお店の熱い思いをぜひバイロンベイミートパイファクトリーのSNSを見て感じてください。丁寧にひとつひとつ作っている工房の様子を拝見すると妥協のない商品づくりを感じていただけると思います。

パイは紙で包まれていますが、冷凍保存することを思うと冷凍庫内での臭い移りやパイの層が潰れてしまう心配があるので密封されているほうが安心できます。