小鯛ささ漬 大樽 1樽入
若狭小浜 丸海
丸海のささ漬は、「塩」と「米酢」のみで付けられた味が最大の特徴です。非常にシンプルで簡単そうに感じますが、全く誤魔化しのきかない味付けでもあります。
新鮮な小鯛を、体温で鮮度が落ちぬよう職人業で3枚に卸し、塩を振ることでこの艶と照りを出します。最近は、減塩など健康志向で薄くなってきていますが、塩を薄くしてしまうと魚の旨みが引き出せず水っぽく、旨みの薄い仕上がりになってしまいます。さらに、小浜で300年続く老舗酢屋の米酢を使用しているので、まろやかでやや濃い塩のかどをとり、魚も味も〆てくれます。
創業当時から変わらぬ製法で作り続けている「小鯛ささ漬」です。この度地理的表示(GI)保護制度に申請し、福井県小浜の伝統のあるささ漬を守りたくさんの方に知って頂きたいと思います。
まずは、何もつけずにそのままで。小鯛の旨味を味わってください。次にお好みでわさび醤油やゆず、酢橘を添えてどうぞ。
小鯛って言っても、これが鯛の味!
自分でもたまに釣りあげる小鯛って、釣れても下処理が面倒、小さいし小骨が多くて3枚におろすなんて面倒、煮付けか塩焼きくらいにしかできないのでこちらを頂くまでは良いイメージがなかったんです。
まずは届いた樽の可愛らしさと杉の香りに感動。この中に入ってる~なんて口ずさみながら開けてみると!3枚におろされた小鯛達がぎゅうぎゅうに詰め込まれている!鯛1枚の大きさは約5~6cm。ピンク色の艶々しい皮がきらめいて新鮮で活きの良さをアピール。まずは何も浸けずにそのままをぱくり。柔らかーい!!小鯛なのに肉厚!更に噛めば濃厚な鯛の味が広がります。そして小骨が綺麗に取り除かれているのでしょうか、口に小骨があたって・・・ということはありません。
1枚の大きさは約5~6cm。にぎり寿司のネタにはちょうど良いサイズです。切り身のお刺身や、寿司屋で食べる鯛のにぎり寿司よりも鯛の味が濃厚!良い塩梅です!米酢が主張してこないので本当に食べやすいですね。
勿体ないけど、わさび醤油をつけて白ご飯の上にのっけ盛り。大胆に一口で!!醤油やわさびに負けず劣らずしっかり鯛の味。
恐れ入りましたという気が致しました。
上げ底の樽のサイズは小さいのですが、小鯛が何枚も重ね重ねに詰めてあり、3人分というところでしょうか。一人3~4枚程度の割り当てでもとても満足致しました。
ちょっとした贈答にはとってもお洒落でかわいいけれど、購入してすぐ渡さなきゃならないですね。自宅用には少し勿体ない感じがしますが、贈答で頂いたとしたら大変嬉しいです。
一緒に食べた家族のうちの一人が高齢で、総入れ歯。皮が噛みきれないと嘆き、結局身と皮を取り分けて皮を食べ残してしまいました。何か改善策があればなと思いましたが、他の者は、口に皮が残るとかいう問題は特にございませんでした。
更新日:2017年12月04日
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